「なりたい自分になる」
と言われても、
「なりたい自分」がどんなものかしら・・。
理想ばっかりだったり。
実は世間でウケがいいことばっかりだったり。
しないかな・・?
なんて思っていましたが、
「じゃあ、どんな人に憧れますか?」
と問われて、即答はできませんでした。
が、しばらく心に引っかかっていました。
お洒落な人?
キレイな人?
なんでもできる人?
ソツのない人?
ある時、ふっと思いました。
「飄々とした人」
ああああああっ。
私は大声で叫びたかったのですが、
道を歩いているときだったので、
小さく「あっ」と言ったくらいでした。
物語の中心の中心にはいないのだけれど、
なにかにとらわれることなく、
自分のスタイルを楽しんでいる人。
たとえば
スナフキンや
ドーム郡のカカシとか。
そう思うと、
すとんと納得できました。
女の子らしいお洒落はちょっと下手だけれど、
カメラを片手に
自分の撮りたいものを探して寄り道をするとか。
タンブラーにお茶をつめて、お花見をするとか。
夜桜花見に向かって、準備物をあれこれ思い描くとか。
こういうのが好きで、
こういうことをしている自分が好きだなぁ、と改めてしみじみ思いました。
私が覚えたいのは
新しいお化粧方法じゃなくて、
七輪で火をつけて、それを操ること。
たった「飄々とした人」という言葉が自分の中から出てきただけなのに、
私がとらえる「自分」の輪郭がちょっとクリアになったような、
そんな感じがしました。
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