1月17日。
ヴォノと私が神戸であった日は、
阪神淡路大震災があった日でした。
ループバスのバスガイドさんも
市役所付近で
早朝から慰霊の集いがあったことをアナウンスし、
プラトン装飾美術館では、
女主人が、真っ白な大理石の床に広がるしみを指さし、
「震災でビンが割れて流れてきたワインでできたしみなの。
バカラは650こくらいあったのに、100しか残らなかったわ」
と話しました。
写真は風見鶏の館のそばにある、「萌黄の館」の煙突。
震災のとき、
ひとつは粉々に壊れ、
ひとつは写真のように折れて地面に突き刺さりました。
震災の大きさを示すためにそのままにしてあるそうです。
屋根には、まだ新しいれんがで作られた煙突がつけられていました。
広島でも大きな揺れを感じました。
なにか言いたいような、
でも何も言えないようなそんなつらい思いもよぎりました。
広島で8月6日を迎えるときにちょっとだけ似た感情でした。
『神戸在住』での震災の描かれ方もまた、
じわじわと重たくなります。
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