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阪神淡路大震災

2021/08/24







1月17日。



ヴォノと私が神戸であった日は、
阪神淡路大震災があった日でした。


ループバスのバスガイドさんも
市役所付近で
早朝から慰霊の集いがあったことをアナウンスし、
プラトン装飾美術館では、
女主人が、真っ白な大理石の床に広がるしみを指さし、
「震災でビンが割れて流れてきたワインでできたしみなの。
バカラは650こくらいあったのに、100しか残らなかったわ」
と話しました。




写真は風見鶏の館のそばにある、「萌黄の館」の煙突。

震災のとき、
ひとつは粉々に壊れ、
ひとつは写真のように折れて地面に突き刺さりました。

震災の大きさを示すためにそのままにしてあるそうです。

屋根には、まだ新しいれんがで作られた煙突がつけられていました。



広島でも大きな揺れを感じました。




なにか言いたいような、
でも何も言えないようなそんなつらい思いもよぎりました。




広島で8月6日を迎えるときにちょっとだけ似た感情でした。







『神戸在住』での震災の描かれ方もまた、
じわじわと重たくなります。