素敵な日曜日を提案する「SUnDAYS」。
今回の会場は、ドイツからやってきた「トランヴェール・エクスプレス」とその周辺。
この素敵でクラシカルな電車は、特別列車として実際に広島の路面電車のレールを走っていた。
走行しなくなって、広島電鉄本社のそばにレストランとして使われていたが、
今ではそれも閉じられてしまった。
今回はその電車を開放。
周りに白いテントやパラソルを張って、素敵なマルシェに!
初めて入る車内には、ちらほらとドイツ語が見え、
エレガントなシャンデリアもある中、
はらぺこで訪れた私は、ハートランドビールとパッタイを車両内で食べた。
すんごいちぐはぐで、なんだか愉快な気持ちになった。
そのあとは、すんごく飲みたくなってシャンパンを。
昼のビールやシャンパンって、なんでこんなにおいしいんだろう。
そうしたら、2歳くらいのお嬢さんを連れてきていた女性が私の隣の椅子に座り、
自分もビールが飲みたい、と言い出して、
「ちょっと見ててもらっていい?」
と娘さんを私に託した。
ちょっと驚いたけど、
娘さんは戸惑いつつも私をそんなには怖がっていなかった。
女性は、アイスモナカを娘さんのために買っていて、
「シェアしましょ」
と私に1/3くれ、
あとは1/3ずつ娘さんが両手に持ったので、そのままにし、
ビールを買いにいった。
私は娘さんと
「おいしいね」
とアイスモナカをかじっていた。
ビールは私たちの目の前で売っていたので、
女性はすぐに戻ってきた。
そして私と乾杯して、ビールを飲むと
「おいしい!」
と心から言った。
そして、ビールを飲みながら、娘さんがアイスを食べるのを助けたり、
べとべとになった手を拭きながら、自分もアイスを食べていた。
ビールも飲み終わり、アイスも食べ終わった二人は、私に声をかけ、去っていった。
相変わらず、私はアウェイ感満載だったが、
先日の「The Trunk Market 2015 s/s」の最後に感じたように、
「ああ、私はその場を楽しんでいる人を眺める旅人のポジションなんだなぁ」
と思い、
日曜日の午後、浮かれた様子の人達をながめていた。
そうして、自分の中で一区切りがついたところで、
私もまた、その場を去っていった。
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