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ヴェネツィア展  広島県立美術館

2021/08/303







何カ月も楽しみにしていた「ヴェネツィア展」に行きました。



潟に杭を打ち込み、陸を作り、
交易と海兵で発展していったヴェネツィアの宝物を見るのは、
とてもわくわくすることでした。



細かく言うとまた違うのでしょうが、
イタリアはフランスともドイツともまったく違う魅力があって、
私の好みにすごく合っている、気がします。

大胆かつ繊細。
下品になりそうなことも抜群のセンスで滑らかになり、
清純と老獪、淫靡、若々しさが混在した・・
もう、なんとも表現できないのですが、
なんだか、好きなんです、そういうのが。




ヴェネツィアの象徴として、
翼の生えたライオンがしょっちゅう登場します。

そのライオンだけで、テンションあがりまくり!

なにかよくわかりませんが、
私のツボだったようです。






美術館レポートとしては、最低な出来上がりですが、
熱にうなされたような状態で
ビロードのような空気の中をさまよい歩いたのは、
すごく気持ちがよかったです。


内容もてんこ盛りでした。



私の美術館の回り方として、
「説明文は読まない」
ので、
歴史とか背景はすっ飛ばしなのですが、
世界史がわかると
もっとぐっと引きこまれると思います。





写真は、ヴェネツィアン・ガラス(もちろん吹きガラス)でできたシャンデリア。

美術館と言えばカメラ厳禁なのが常ですが、
最近、広島県立美術館ではちょくちょく「撮影OK」のものがあります。


多くの人がケータイやスマホを持ち、
Twitterやブログ、Facebookなどをやっているとなると、
いい宣伝になるのかしら。

私もドキドキしながら、英介で撮影しましたが、
シャンデリアはでかいし、
光が好みじゃないし、
実はどの1枚も満足していないのです。


でもね。
撮るのに夢中になりすぎて、
実物をしっかり見なかったんじゃないか、とちょっと反省。




なんで、こんなに写真を撮りたくなるのかしらね?

ケータイやスマホで写メを撮っている人を見ながら、少し考えこんじゃった。




とかなんとか言いながら、
一番最初に見たピアノを飾ったでっかい木製の羽根の生えたライオンが撮りたくて撮りたくてたまらなかったの!