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撮らずに

2021/11/18





気になるものの写真を撮るけれど、
忘れないようにしたいのは、
「今、自分がなにを見ていたいか」
ってこと。



数年前の花火大会で、
コンデジで花火を撮ることに夢中で、
肝心の花火を見て感じていなかったことがあった。


空に咲くあの火花も
空気を震わせる爆発音も
火薬と潮の匂いも
なにも「自分で」見て感じていなかった。


花火が好きなので、
なんだかとても残念だった。




それからは、気をつけている。




あとで、
「やっぱり、撮っておけばよかったかなぁ」
と思うこともあるけれど、
たとえば夕日、
たとえばそのとき一緒にいた人、
たとえば空気、
そういったものに集中して
たっぷり浸るほうが
自分に沁みてくる気がする。












■ 本日の写真

今年のゴーヤーはあまり元気がなく、
「緑のカーテン」はすかすか。