※ネタバレあり。閲覧注意。
観劇をするまでに
- まとまらないので、箇条書き状態で箇条書きではない書き方になるかも。
- 鈴村健一さんの「AD-LIVE」という舞台がある、というのは知ってはいたが、それだけで内容は全然知らなかった。2021年公演についてもTwitterで流れてきたけれど、「ふーん」と思うだけだった。
- 鈴村さんが安元洋貴さんの「安元洋貴の笑われるセールスマン(仮)」にゲスト出演されたときのお話が面白かった。中でも出演者の組み合わせで、杉田智和さんを誰と組ませようかと考えたとき木村昴さんならいけると思った!というくだりが面白くて。「この二人のアドリブ、見たくない?」と言われ、安元さんも「見たい!」とおっしゃっていたけど、私も「見たい!」と思った。
- 木村さんはabemaTVの「声優と夜遊び」という番組で、金田朋子さんとテンション高いままむちゃくちゃやるけど、うまくまとめる感じで「杉田さんとどう合わせていくんだろう」と思っていた。
- 杉田さんは、今は終了してしまった「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」というラジオの印象が強い。知識はどこまでも広く深く、コアな人たちだけがわかり得る面白い発言をし、想像の斜め上以上をいく人がアドリブやったらどうなるんだろう。と興味深々だった。
感想
※個人の感想です。
※杉田さん&木村さん公演の昼夜両部をネット配信で観劇。
※AD-LIVE自体、初めて。
- 昼夜両部を見終わってすぐ、「なんなんだ」とちょっと腹が立った。わけがわからない舞台だったからだ。つじつまも合わないし、うなるような偶然があったわけでもない。「意味のわからないものをお金を払って見せられた」という感情が沸いていた。しかし、後日、それが変わる。
- ずっともやもやしていたはずなのに、ずっと印象に残っていた。なぜか気になっていた。離れなかった。
- 他のペアの公演の情報もTwitterで流れてきたし、ネット配信のチケットも公演終了後もちょっと間、取ることができた。気になるペアの回もあった。杉田&木村ペアを見る前までは「面白かったら他のペアも見てみようかな」とのんきなことを思っていた。
- しかし、結局見なかった。理由は「きれいにまとまっていそう」だから。そう、杉田&木村ペアの両部とも、はちゃめちゃで着地点がないところが着地点だった。このあたりから、じわじわと私の中で「なにかすごいものを見せられた」と感じるようになってきた。
- テーマの「if~建前と本音~」という部分は、杉田&木村ペアでは見られなかった。私は感じられなかった。むしろそこじゃなかった。私は「建前と本音」を見ようとしたので、混乱がますます大きかった。
- 杉田さんのモンスターっぷりがさく裂していた。すごい。
- 木村さんはそれに飲み込まれていた。混乱し、話を整理しようとするのに、また飲み込まれる。
- 上演後の挨拶で、鈴木さんが木村さんに「よくやった。がんばった」と声をかけていらしたけど、ほんとそうだった。
- 杉田さんのほうが、きっちりやることをしていたのかもしれない。「アドリブワード」をどんな状況になっても使って進めていく。木村さんは途中で「アドリブワードを使わなきゃ!」と思いながらも「それどころじゃない!」というところまで追い詰められた感じだった。
- 自分は「きれいにまとまったもの」も好きだけど、はちゃめちゃでつじつまが合わなくて、どかんどかん爆発しているものが好きなのかもしれない。それがじわじわと来ているのかもしれない。観劇後、1か月以上経つのに、まだ呑み込めない、消化しきれないものが内側に残っている。
- アドリブワードが奇跡的にぴったりとあてはまるのもいいのかもしれない。けれど、歪でもなんというかパンチのきいたものがいいなぁ、と思う。
- そして「AD-LIVE」というものを私は全然わかっていないのだと思う。
- ふと「AD-LIVE」初体験がこのペアでよかったのかしら、とも思う。
- 時間押して、むちゃくちゃな時間配分になった昼公演を踏まえ、夜はもうちょっと時間のことを考えて進んでいったけど、あのむちゃくちゃな感じ、好きだなぁ。多分、初回しかない「よく知らないからやってしまうこと」なんじゃないかなぁ。
- 多分、まだまだなにか答えがあるんだかないんだかわからないものを残していく舞台だったのだと思う。なにか書き残したくて、このブログ記事もぐしゃぐしゃのまま書いて、おしまいにする。
- 杉田さん、また出演されないかなぁ。見たいなぁ。
- 他の役者さんだったらどうなるのかなぁ。いろいろさらされるところが怖くもあり、面白くもある。
よくわからないけど、おしまい。
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