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※ネタバレあり。閲覧注意。
5月になってから毎週日曜日に大友克洋映画作品をネットで放送(?)しているので、追いかけて見ている。
「AKIRA」の感想も書き、しばらくAKIRAに酔っぱらってしまったような感じで過ごした。
厨二感満載で満足し、期待して「スチームボーイ」を見た。
全体の感想としては、「AKIRA」ほど魅かれるものがなかった。
私の中の厨二も燃え上がることなく、淡々としていた。
なんていうのかしらね。
声優さんを起用していないぶん、ちょっと棒読みのように聞こえるところもあったし。
歯車動いて、機械がメカメカ動いていたけれど詳しく知らないのでよく動くアニメーションだったけど、いかに細部にまでこだわって作られているのかよくわからなかったし。
お話はよくある「父を越えようとする息子の自立物語」で、エディプス・コンプレックスということばを思い浮かべながら見ていたし。
長くて、途中何度か「早く終わらないかな」と思ってしまったし。
集中して見られなかった。
うーむ。
ひとつずつ見たら、すごいきめ細かく作られているだろうに、どうして「1本の作品」となるとこんなに「うぁんっ」と唸り声を上げるしかできなくなっちゃうんだろう。
そんなことも思っていた。
それでなにが印象に残っているのかと言えば、じいちゃん博士の肩甲骨なのだ。
じいちゃんとは主人公の男の子のじいちゃんである。
じいちゃんも父さんも機械の第一人者の博士であり、エキスパートである。息子もしっかりその血を継いでいる。
そこに科学の力の使い方と倫理、というテーマと父と息子というテーマが絡み合って物語が進んでいくんだけど。
じいちゃん博士はちょっとマッドサイエンティストな雰囲気で、冒頭描かれている。
科学のためなら危険も顧みず実験をしちゃう、ちょっとイっちゃった感じだ。
それがわけあってとらわれの身になり、着ていたコートも奪われ、服はぼろぼろにされているんだけどさ。
私の中のこういう科学者って、不健康なイメージなんだ。
食事もおろそかにして、日の当たらない部屋に籠ってばかりいて、痩せてがりがりしていて、体幹がしっかりしていないへなちょこ。
とらわれのじいちゃんは息子、男の子の父親が暴走し始めたのでそれを止めようとあちこちに動くんだけど、その後姿がね。
肩甲骨くっきりしていて、太ってはいなかったけど不必要に痩せすぎていなくて、「かくしゃくとした余計なものを削いだじいちゃんの背中」だったの。
え。意外!!!
ここが一番、印象に残っていた。
今、自分が肩甲骨が固まって、そしておそらく受診していないけどどこか筋を傷めているんだと思うんだけどさ、左肩が痛くて、腕も痛くて大変なせいかもしれない。
くっきりと浮かんだ肩甲骨は素敵だったなぁ。セクシーでもあった。
じいちゃんの実験のため負傷した父親は身体の一部を機械化していて、こちらもマッドサイエンティスト。
ほかにもじいちゃんや父親のライバルの科学者が登場するけど、こちらもマッドじゃった。
最年少の息子が一番冷静だったなぁ。
それからねぇ。魅力的な乗り物があったら、もうちょっと違ったのかなぁ、とも思ったんだ。
例えば「風の谷のナウシカ」のメーヴェみたいな。
冒頭部分で息子が開発した蒸気エンジンで走る自転車みたいな乗り物があって「お!」と思ったけど、すぐに破壊されちゃうし。
物語後半で息子は空を飛ぶ機械を2つ装着して空を飛ぶんだけど「うおー!あれ、乗りてぇぇぇぇっ!」とは思えなかったんだよなぁ。
「AKIRA」の金田の赤いバイクは「カッコえぇっ!」と思ったし、ドーラおばさんの飛行艇(?)も乗ってみたいんだよ。
まとまらないけど、感想としても的外れなまま、終わる。備忘録。
じいちゃん博士の肩甲骨 / 映画「スチームボーイ」大友克洋
|2021/10/01※ネタバレあり。閲覧注意。
5月になってから毎週日曜日に大友克洋映画作品をネットで放送(?)しているので、追いかけて見ている。
「AKIRA」の感想も書き、しばらくAKIRAに酔っぱらってしまったような感じで過ごした。
厨二感満載で満足し、期待して「スチームボーイ」を見た。
全体の感想としては、「AKIRA」ほど魅かれるものがなかった。
私の中の厨二も燃え上がることなく、淡々としていた。
なんていうのかしらね。
声優さんを起用していないぶん、ちょっと棒読みのように聞こえるところもあったし。
歯車動いて、機械がメカメカ動いていたけれど詳しく知らないのでよく動くアニメーションだったけど、いかに細部にまでこだわって作られているのかよくわからなかったし。
お話はよくある「父を越えようとする息子の自立物語」で、エディプス・コンプレックスということばを思い浮かべながら見ていたし。
長くて、途中何度か「早く終わらないかな」と思ってしまったし。
集中して見られなかった。
うーむ。
ひとつずつ見たら、すごいきめ細かく作られているだろうに、どうして「1本の作品」となるとこんなに「うぁんっ」と唸り声を上げるしかできなくなっちゃうんだろう。
そんなことも思っていた。
それでなにが印象に残っているのかと言えば、じいちゃん博士の肩甲骨なのだ。
じいちゃんとは主人公の男の子のじいちゃんである。
じいちゃんも父さんも機械の第一人者の博士であり、エキスパートである。息子もしっかりその血を継いでいる。
そこに科学の力の使い方と倫理、というテーマと父と息子というテーマが絡み合って物語が進んでいくんだけど。
じいちゃん博士はちょっとマッドサイエンティストな雰囲気で、冒頭描かれている。
科学のためなら危険も顧みず実験をしちゃう、ちょっとイっちゃった感じだ。
それがわけあってとらわれの身になり、着ていたコートも奪われ、服はぼろぼろにされているんだけどさ。
私の中のこういう科学者って、不健康なイメージなんだ。
食事もおろそかにして、日の当たらない部屋に籠ってばかりいて、痩せてがりがりしていて、体幹がしっかりしていないへなちょこ。
とらわれのじいちゃんは息子、男の子の父親が暴走し始めたのでそれを止めようとあちこちに動くんだけど、その後姿がね。
肩甲骨くっきりしていて、太ってはいなかったけど不必要に痩せすぎていなくて、「かくしゃくとした余計なものを削いだじいちゃんの背中」だったの。
え。意外!!!
ここが一番、印象に残っていた。
今、自分が肩甲骨が固まって、そしておそらく受診していないけどどこか筋を傷めているんだと思うんだけどさ、左肩が痛くて、腕も痛くて大変なせいかもしれない。
くっきりと浮かんだ肩甲骨は素敵だったなぁ。セクシーでもあった。
じいちゃんの実験のため負傷した父親は身体の一部を機械化していて、こちらもマッドサイエンティスト。
ほかにもじいちゃんや父親のライバルの科学者が登場するけど、こちらもマッドじゃった。
最年少の息子が一番冷静だったなぁ。
それからねぇ。魅力的な乗り物があったら、もうちょっと違ったのかなぁ、とも思ったんだ。
例えば「風の谷のナウシカ」のメーヴェみたいな。
冒頭部分で息子が開発した蒸気エンジンで走る自転車みたいな乗り物があって「お!」と思ったけど、すぐに破壊されちゃうし。
物語後半で息子は空を飛ぶ機械を2つ装着して空を飛ぶんだけど「うおー!あれ、乗りてぇぇぇぇっ!」とは思えなかったんだよなぁ。
「AKIRA」の金田の赤いバイクは「カッコえぇっ!」と思ったし、ドーラおばさんの飛行艇(?)も乗ってみたいんだよ。
まとまらないけど、感想としても的外れなまま、終わる。備忘録。
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