ある秋晴れの日、楽しみにしていたぐりとぐら展に行きました。
赤いリュックを背負って、気分はすっかりぐらのよう!
ややや!
会場入り口には、ぐりとぐらのなりきりグッズがあるではありませんか!
写真では、ぐらのものしか写っていませんが、
ちゃんと青いぐりのものもあります。
しっぽのついたつなぎのズボン。
茶色の大きなお耳のついたとんがり帽子。
フライパンで焼いたカステラと、
みんなに配ったカステラと、
きのことどんぐりもありました。
そばには大きな大きな卵もあります。
しかし、これはどれも小さなお友達のものでした。
私はがっかりして、しっぽのついたつなぎは諦めましたが、
小さな帽子はむぎゅむぎゅとかぶり、
スマホで自撮りをしていました。
ふふふん♪
ぐりとぐらセルフィーです。
ぐりとぐら誕生50周年に向けて、
作者の中川李枝子さんの文章(原稿用紙に万年筆)と、
挿絵の山脇百合子さんの2014年の絵がかかっていました。
この二人での作品、「いやいやえん」や「そらいろのたね」などの作品もありましたが、
メインはやっぱりぐりとぐら!
複製画も交えながら、ほぼ原画でぐりとぐら全シリーズが並んでいました。
文字がなくても、ストーリーを覚えていました。
こんなにまとまって、ぐりとぐらの原画が見られるだなんて、
とっても幸せな気持ちでした。
ぐりとぐらは、丁寧に暮らしている感じだし、
おうちの中はいつも綺麗で、
素敵なものが置いてあって、
とっても幸せそうなんですもの。
そして、どの作品もなんだかお腹が空きます。
特に、甘いものが食べたくなってきます。
順路がわかりづらい個所もありましたが、
絵本の中に入りこむような演出は、
私は好きでした。
どうして山脇さんが絵を描くようになったのか。
宮崎駿さんと中川さんのお話など、
どこかで行われた講演の一部も見ることができました。
こぢんまりした展覧会でした。
いつもは物足りない感じを持つことが多いのですが、
ぐりとぐら展に関しては、ちょうどいい規模だったように思います。
平日に行ったためか、乳幼児と保護者連れが多かったです。
これ以上規模が大きいと、子どもがもたないかも。
絵本に入った気分になれる演出も、
それくらいの年頃の子どもが楽しめる感じになっていました。
しかし、ぐりとぐらは50周年。
そのとき小さいお友達だった人も、今では大きいお友達になっています。
私もそのひとり。
「子どもに見せたい」
という気持ちもあるかもしれませんが、
「懐かしい」
と子ども抜きで見にくる人も少なくないと思うのです。
だから、しっぽつきのつなぎは諦めるから、
どうぞ、お耳つきの帽子だけは「大きいお友達」サイズもあったらいいのになぁ。
と思うのでありました。
■本日のうみぼうず
ぐりとぐらの作品の中には、2匹のほかにもさまざまな登場人物がいますが、
私は飄々として大らかな感じのうみぼうずが好きです。
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