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「浮世絵の美」  広島県立美術館

2021/08/301






最終日すべり込み!


体調が整わず、明日もまた病院に行くのですが、
なんだかね~。

薬も強いのにしたのですが、なかなか難しいな。





一旦は諦めたのですが、行ってきました、「浮世絵の美」展。






浮世絵のお楽しみはなんといっても「構図」!

いや~、構図がおいしい!

細長いあの紙に「こう来るか!」という切りとりかたに驚きやわくわくしてしまうのも大好き。



着物の柄にもっと詳しかったらなぁ、と思います。
柄にメッセージ、というか、
知っている人はニヤリとするようなことや、
季節、そのときの状況をにおわすようなものが含まれていることもあるし。






これまで何回か浮世絵を見ていますが、
今回ヤラれたのは歌麿だ!

浮世絵が初期から爛熟期への変遷を追って展示されていたのですが、
途中、歌麿がまとめて展示してありました。

急に線の雰囲気が変わり、
とにかくエロい。

びっくりした!


美人画で有名な人ですが、
こんなに艶っぽい線なんだ、と今回改めて知りました。
これは人気が出るわけだ。
見ているこちらまで色っぽい気分にさせられます。
私に足りない「しっとり感」が出るかもしれません。

そのあと、写楽や北斎、広重も展示されていましたが、
(構図で一番おいしいのは広重!)
それらが吹っ飛ぶほどでした。








浮世絵を見ながら思いました。

「こんなに沢山の浮世絵を一度に見てもいいのかなぁ」


当時はこの浮世絵1枚がすっごいすっごい宝物になっただろうし、
流行りの歌舞伎役者のものなんて、もう、血が頭に上がりまくり!になりそう。



なんて贅沢なんだろう。











すぐにネットでいろんな画像が見られるし、
ケータイやスマホ、デジカメで写真も簡単に撮れる。



それがない時代の一枚ってどうなんだろう。









その一枚を手にした自分ってどうなってしまうのかしら。

を考えながら、美術館をあとにしました。