BAG'n'NOUNの鞄を初めて見たのは、
ヴォノと初めて会ったときでした。
ブランドの名前は知りませんでしたが、
くっきりとした緑のストラップの明るい黄土色のバッグでした。
斜めがけしたときの緑のストラップの鮮やかさと、
キャンパス地には珍しくない黄土色の対照的な様子が、
とても印象的でした。
ヴォノはお服もお靴も、
そしてお鞄も大好きで、
沢山持っていました。
それなのに本人は、手ぶらで歩くのが好きなんです。
仕事帰りに会ったときにたまに見かけるくらいでした。
次にその鞄を見たのは、杉浦さやかさんの本でした(「12カ月のクロゼット」)。
その本の中で、見慣れた緑と黄土色の鞄を見つけたときは、
すでに遠距離恋愛が始まっていたので、
すぐに写メを撮って送りました。
「ヴォノの鞄が載っているよ!!」って。
先月会ったときに、
私たちはしましま服を着ました。
その時の私の格好が、ちょっぴりボーイッシュだったのと、
暑いんだか涼しいんだかよくわからない季節だったのと、
少しかしこまった場所にご飯を食べにいくつもりだったので、
どの鞄を持っていいか、迷いました。
ヴォノが言いました。
「これにあの鞄は似合うよ」
なぜ「あの」なんて彼が付けたのかと言えば、
私が少し前に、
「いつも手ぶらか、
ARKのリュックを持つならあの鞄を使っていないでしょう。
ちょーだい!」
と、言ったからです。
その返事はもちろん「NO!」でした。
穴が開いてしまったけれど、大事に使うんだ、と言っていました。
関西に行くことは随分前から計画していましたが、
ヴォノがぎりぎりになって、
行けるかどうかわからない状態になりました。
私は一人で行く覚悟もして、調べ物を始めました。
前回あまり回らなかったトアロード付近や
素敵なお店を知るためです。
杉浦さんのあの本にも関西のショップ情報が載っていたので、読み直しました。
ミラクルが起こって、
もっとぎりぎりにヴォノが関西に行けることになりました。
旅行の準備、って、みなさん、なにから始めます?
私はいつも、「どの鞄を持っていくか」から決めるのです。
メインの鞄はリュック、とすぐに決まりましたが、
荷物をホテルやロッカーに預けて、
そのあと持ち歩く鞄の適当なのが見つかりませんでした。
今回もボーイッシュな格好だったので、
「あの鞄」があるといいなぁ、と思いました。
ヴォノに「持ってきて貸して」とお願いしようかと思いましたが、
いろいろ考えるところがあって止めました。
というのがあってねぇ。
とヴォノに話したら、
関西に本店のあるお店だから、行ってみよう、ということになり、
直営店に行きました。
カラフルな鞄が一杯ありました。
私の希望と、
私に似合う色、大きさを
ああでもないこうでもないと言いながら、
ヴォノはヴォノで
「個人的にこれはかわいいなぁ。
こっちもいいなぁ」
と、うっとりしていました。
そうして選んだのが、「ポシェット」というシリーズの赤です。
写真ではオレンジに見えますが、
これはビジネスホテルのムーディーな黄色みの強いライトのせいです。
「真っ赤」というより「朱赤」の明るい感じです。
キャンパス地や帆布の鞄は重いので敬遠気味でしたが、
この鞄は軽いのです。
オドロキ!!
あとで調べたら、
コットンとナイロンの糸で織られた布を使っているからです。
手渡されたポシェットは、小さなビニールの袋に折りたたまれていました。
「こんなにコンパクトになるんだぞぉ」
ということらしいです、後で調べたら。
冗談でヴォノに
「買ってぇ」とおねだりしてみたら、
「最初からそのつもりだったよ。
来月誕生日でしょう?
買ったらちゃんと使う?
本当に使う?」
と念を押されながらもプレゼントされました。
・・・いいのかしら・・・??
本当にコンパクトなんですが、
軽くて素敵な色がいっぱい、の他に、
オドロキの収納力もありました。
私が持ち歩きたいものがすべて入ったのです。
・さいふ(二つ折り)
・ポーチ(A5サイズ。貴重品やポケットティッシュなど細々したものがすべて入っている)
・ほぼ日手帳(オリジナル)
・ガイドブック(ことりっぷ)
・ケータイ(スマホじゃないわ!)
・布バッグ(エコバッグ、と呼ばれているもの)
・ちびアメリ
・ハンカチ
・デジカメ
・iPod nano(一世代前の細長いタイプ)
・ペットボトル(500ml)
ほかにももうちょっと何かを入れていたかも!!
すごいでしょう?
翌日はこの鞄にこれらのものを詰め、
それまで持っていた皮の鞄をリュックに詰め、
すべて背負って歩きましたよ、2時間半。
南森町から四ツ橋という駅まで。
途中、中之島を西に進んでとにくか南下しました。
こうして、頼もしい私のお気に入りの鞄が仲間になりました!
■ BAG'n'NOUNのスタッフブログ→◆
直営店のスタッフが持ち回りで書いていたブログですが、
途中からミント神戸店にやってきた「坂元さん」ががしがし更新し始め、
楽しくなっているブログ。
お店のことだけではなくて、
お店周辺の見所食べ処の紹介も以前からされていましたが、
坂元さんの登場により、
彼の好きなものや、
お店のバッグの「ここがいい!」「ここがポイント!」を
しっかり見せてくれるブログになりました。
それまでは、「どんなにかわいいか伝えきれません。
お店に来て、見て~!!」
といった感じの記述が多くて、
「広島にはないんじゃけど・・・」と思ったり、
鞄のことを「かわいいかわいい」「素敵!」と書いてあるだけで、
なにがどうかわいいのか、ぴんとこなかったのです。
広島と大阪だと、人によっては気軽に行ける距離。
これからは秋の紅葉シーズンで京都を狙う人もいるはず。
そんなときに「じゃあ寄ってみようか」と思わせるものが少なかったのです。
しかし、坂元さんの記事は、そのあたり勢いがあっていいです。
鞄の60/40の名前の意味や、
それによって軽くて丈夫で色もきれいで、
コットンとナイロンの両方のいいところが生かせた鞄になっている、
という、私が知りたいことがたくさん書いてありました。
■ 本日の反省
勢い余って、長い文章を書いてしまった。
推敲して削ろうかとも思ったけれど、
勢いでそのまま載せることにした。
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Halさん
ポシェットは横25、高さ19、奥行8というコンパクトさ。そしてあの軽さ。素晴らしい!!
一度実物を手にとってほしいです。
色は鮮やかな色からシックな黒、
他にもナイロンとか、
コラボして柄ものとかあります。
基本は単色。
かわいいです。
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honeyさん
南森町から天神さんの商店街に出て、南下しました。
そうしていたら、
中之島におりるループがありました。
地元?
ふふふ~
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色もデザインもタイプです♪
わたしも帆布とか好きなんですが、旅先では
特に軽さを重視するので難しいと思っていました。
でも軽いものなら合格!素敵です☆
また旅にでよう!
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Kyrieさんと彼とのやり取りがすーごく素敵ですね♪
お二人ともお洒落さんなんだろうなー!!
カバンもカラフルで可愛いです(・∀・)
南森町~!!
めっちゃ地元まで来られたんですね!
私もたまに中之島近辺まで散歩に行くんですよ。
楽しい旅になりましたね♪