編集

おかえり、健次郎 / OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ


入院していた健次郎(私のカメラの名前。OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ)を1週間後に家電量販店に迎えにいった。

しかしそれは週初めで、かつその週の終わりには仕事の山場が待っていた。
木曜日から徐々に変化して金曜日にはゾンビ化し、そのまま山場本番に突入。ゾンビはますます進化の道をたどりその日の勤務を終えた。

それなのに私は仕事用リュックに健次郎を忍ばせていた。もっと元気なら楽しいイベントに出かけていいとも思っていたけれど、私のへなちょこ体力では無理だった。
11月だというのに、日差しが強くちょっと身体を動かすと汗ばむ陽気だった。私は仕事帰りにコーラを飲んだ。


退院してきた健次郎は、OLYMPUSさんによってぴかぴかに磨き上げられていた。美しい健次郎を見たのは久しぶりだ(お手入れしなさい)。
綺麗だなぁ、と思いながら健次郎を見ていた。
「紅葉の季節に間に合ってよかった」とも思った。単に嬉しかった。

私は健次郎が持っている能力の数%しか使っていない。けれどそれが楽しくてたまらない。
私が撮りたい写真や撮るスタイルは健次郎のすべてを使わなくてもいいのだ、多分。


おうちに帰って、庭に咲いていたラッキョウの紫の花を撮った。ますます嬉しくなった。