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新しい赤の革財布

2021/06/05

使っていた財布の端が擦り切れているのに気がついたのは、もう2、3年前のことだった。

2007年にスイスで買った、スイスクロスがデザインされた柔らかな革の財布だった。

それから財布を探したが、どれも気に入らなかった。


どうして女性用の財布って「長財布」メインなんだろう。

旅行中、上着のポケットに財布をねじ込むことが多いし、リュックのポッケにだってがんがん放り込むので、長い財布だと私には具合が悪いのだ。

自分がほしい機能を持った財布は男性用のものに多く、それは質実剛健だけれど、なんとなく華がなくてちょっと食指が動かなかった。



ふらりと入った革製品のお店で何の気なしに財布を見た。
自分がほしい機能は全部そろっていなかったが、なんとなく波長が合った気がした。
デザインと機能が少しずつ違う財布を開けたり閉めたりして、決めた。


スイスクロスの財布より小ぶりで、カード類があまり入らない。
これでも厳選しているつもりだし、カードケースも持っているのに、ぎゅうぎゅうになってしまった。
いっそのこと全部カードケースにしまうことも考えたけど、それだと面倒なこともある。

ポイントとかなんとか、全部捨てちゃえばいいのかもしれないけど、そうはできそうにないので、断捨離はまだまだ無理かも。


素敵な赤い色で、気に入っている。

これまで大学生になってからほとんど、赤い革財布を使ってきたな。
そんなことも懐かしく思い出してしまった。