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築地で珈琲 「珈琲の店 愛養」 #kytb1711



築地の朝は早い。
朝7時集合。

私以外は何時間かかけて来ているはず。
寝不足大丈夫なの?
という心配もよそに、初対面なのにテンション高めで築地に向かう3人。

まるで沖縄・那覇の公設市場のようにごみごみとしたお店を見て歩く。
観光客慣れした客引き、美味しそうな出汁が取れそうな昆布、立ち食いできる卵焼き、冷蔵庫があり自炊できるのならかごに突っ込みたいアサリや魚、エビ。

いただいたアドバイスに従い、入れるお店に飛び込み、まずは中落ちマグロ丼を朝からもりもり食べる。
お味噌汁の塩気と熱さが沁みる。




食後、コーヒーを飲もうと「愛養」に入る。

中はカウンター席のみ。
10人くらい入ればぎゅうぎゅうしそう。
常連さんっぽい人がいっぱい。

棚に並ぶコーヒーの缶、カセットテープ。
マスターの人懐っこいおじさまと常連客らしいかわいらしい雰囲気のご婦人とのやり取り。
そしてお店の外観を軽く裏切る、名前入りのカップとソーサーでサーヴされるコーヒー。


私たちがコーヒー1杯を楽しんでいる間にも、マスターは「喫茶店のトースト」を何枚も準備する。
半分に切って、一つにバター、一つにいちごジャム。

「サンマ、置いておくから」
と、発泡スチロールの箱を店の軒先に置いていく渋いおじさま。


ヨソ者で通過していく私にも、適度にアットホームで居場所を与えてくれる。



当然、こういうお店には長居はできない。
適当で、カッコ悪くならないタイミングで店を出る。

また行きたいな。

そう思わせてくれる珈琲の店。