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海鮮丼へのこだわり

2022/02/17





たまに突然無性に食べたくなるもののひとつに、海鮮丼がある。

海鮮丼ならなんでもいいか、と思っていたが案外そうでもなさそうだ。


まず、ご飯は白飯。
酢飯はあとでやたらと喉が渇くからいやだ。


デパートでよくある「北海道物産展」で、カニとイクラ丼弁当を買い、
うきうきで一口食べたが、ご飯が酢飯でテンションが下がった。
そしてやっぱりやたらと喉が渇いて困った。


白飯はアツアツがいい。

アツアツのご飯にほどよくワサビのきいた醤油にからまれた魚介。
お醤油がちょっぴり、ご飯にかかっているのもいい。

魚介の甘さと醤油のうまさとワサビのアクセントを
すべてアツアツのご飯がまとめてくれる。

あー、うっとり!


しかし、これを海鮮丼に仕立てると、
アツアツご飯でせっかくの魚介がぬくくなるんだよね。

生温かいお刺身は、やーん!


ならば、刺身定食はどうか?

いや、刺身定食にすると、お刺身以外の要素が多すぎる!
鉢ものとかがやたらとあったり、
すんごい量のツマや
謎の小菊の花、
濃い赤紫色の小さな双葉。
シソは許す!好きだから!

いやいや、オプションの充実より、メインの刺身を増し増しで!


それだったら、刺身盛りにして日本酒で食べるのがいいなぁ。
シソの穂も頼む。
シソの花は薄い紫色をしていて、可憐でかわいらしいのだ。



が、今は海鮮丼だ!
刺身定食にすり替えてはならぬ。



なんてことを、
アツアツご飯とワサビ醤油に漬けられた魚介が別々の器でやってくる海鮮丼を食べながら考えていた。

どんぶりからはみ出す勢いに盛られた「丼」、という勢いはなくなっちゃうけど、
別々なら、私が思い描く通りのものが食べられるもんね。



それで、どうしてそのとき食べた海鮮丼の写真がないかというと、
お店の外の看板やメニュー表と実物との差があまりにも大きくてさ。

1枚撮ったけど、撮る気がなくなったというか、
これ、写真と店名を出したら、かえって営業妨害にならないか?という写真のデキで。


でもね、うまうまだったの!
ウニもサザエもあってさ!
シャコもタコもイカも!
もちろんお刺身は白身も赤身もあって!
魚介の種類は豊富で、量もしっかり。

意外だったのはワカメの旨さ!


カウンターで、ひとり、一口食べるたびに
「んー、おいしい…」
とうっとりしながら食べたのさ。


おいしい写真が撮れなかったのは残念だけど、
お腹は満足だったよ!