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七夕と書くことと

2021/08/31




今日は七夕ですね。
太陽暦だから、お天気はどうかなぁ。

年に一度しか会えなくて、
それもお天気次第、となると、心が折れそうです。

神様、内緒でそっと会わせて。






そんな七夕ですが、私にとっては小さな記念日です。

12歳の私はオトナになっていく不安と反発とほかにもよくわからないモンスターを内側に飼うという思春期突入とで、
とてもアンバランスな日々を送っていました。
(今もだけど、あれほどの激しさはなくなりました)

新しいものがすべてよくて、
昔からあるものは面倒で悪くて、
という風潮もありました。

すたれていくものもたくさん見ていたような気がします。



ふと、
「オトナになったら、私はコドモの心を忘れてしまうのかもしれない」
「私がオトナになった頃、七夕の行事もなくなってしまうのかもしれない」
という激しい焦燥感に駆られて、
私は1冊のノートブックにさまざまなことを書き始めました。

何冊というノートブックを費やし、
それはいまだに続いています。



というわけで、「日記(というのかしら?)を書き始めた日」が七夕なのです。




結局、コドモの心を忘れることなくおっきくなってしまったので、
「オトナの、ジョーシキの、暗黙の了解の、建前とかなんとかの事情」にはちっともなじめず、
「風変りな、常識のない、かわいげのない」社会人になってしまったし、
七夕などの昔からの行事はなくなることはありませんでした。





その大量のノートブックですが、
ごく最近のものを除いては、処分しました、過去の自分が。
それで後悔はしていないし、
もし手元にあったら発作的に火をつけてしまいたくなりそうなので、
ほどほどのものがあればいいのだ、と自分のことに関しては思います。