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映画「夏休みの地図」

2021/06/19





夏といえば「小学生の夏休み」。そして冒険、地図!


私の中でなにかがうごめく単語が二つも入り、広島が舞台という映画が封切られたと聞いたので、いそいそと映画館に向かいました。




小学生

広島



地図


とくると、原爆のことにふれないわけにはいかないようです。


なんだか道徳のテレビを見さされているようで、
それが苦手な私は少しつまんなかったし、
「また、広島ゆーたら原爆なんね!」
と怒りにも似た悲しい気持ちになり

以前、書いたような気がしますが、
広島といえば「ヒロシマ」なのです。
大切なことですが、いつもいつもそうだと、
「ヒロシマじゃない広島も見てよ!!」
と叫び出しそうになります)、
ぼんやりとスクリーンを見ていました。


ロケ地も知ったところが多かったので、いろいろツッコミどころ満載でした。




しかし、そんなに身近な「よく知っているお店」が持つ原爆投下後の物語を知る機会がなかった私には、
淡々と本物のお店の人たちが語ることはとても興味深かったです。


いつも見るあのお店で、そんなことがあったのか。

もし原爆が落ちなかったら、広島の街はどんなふうになっていたんだろう。





焼け野原になり、もう地図の上でしかない広島の街のことを考えながら、
映画を見終えました。




焼け野原に店を出し、人々は動きだしました。
そうやってできあがった場所は今、さまざまな理由で区画整理のため再開発されています。

私もそうやって、子ども~おとな時代の初期まで過ごした家をなくしました。



映画の中でもお店を失う人達のことばがとても重たかったです。






そうやって、根なし草になっている私ですが、根を張りたいと思っているんですよ。