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一朝一夕

2022/02/172







年賀状のやりとりをするくらいの友達から
「結婚しました」
の葉書が届きました。



きっとこれまでの私なら、おめでとうと同時に不愉快になっていたと思います。



けれど、今回はそんなことがなくて本当に素直に「おめでとう」という気持ちだけ持ちました。






今年になって、結婚も含めた恋愛について考えることが増えました。

おそらくキリエ史上こんなに真面目に考えたことはないと思います。

(今、「あー、だから結婚できなかったのかも!」と思っちゃいました!)







これまで、結婚していないことに引け目を感じていました。
「みんながやってることができない自分」
「一人前じゃない女」
という風も受けてきたし。

それは私が仕事をしていなかった2年間の「自信が持てないとき」と似ていました。

仕事からの束縛から離れ、
時間は自由に使えるのに、
なにか居心地が悪くて、
人に会うのもちょっと引け目を感じていたあの頃に。






「このままずっとひとりなのかしら」

「もう子どもを産むことはないのかも」



そんなことを考えるととても辛くなります。



その一方で、自分がしたいことも少し見えてきました。





ある時は自分の意思で、
ある時は外からの力で、
浮草のように漂っていましたが、
「ひとつのところに留まって居場所である“巣”をつくりたい」。






同じところにいると「変化」が止まってしまうような気がしていた。

「旅に出たい!」「飛び出したい!」と強く思ってしまったらどうしたらいいんだろ。

私に飽きるかもしれないの?




ひとつのところにいるからこそ積み重ね、熟成していく変化に気づき、
旅に出ても「還る場所」であり、
飽きるかどうかはお互いのことであり。








そんなふうに思える自分にちょっぴり驚いています。