「わたし」がいるところが「わたしの居場所
そうなればいいと思った。
今の自分の部屋になじめない私は、
「きっと居心地が悪いからだ」
と思い、
「居心地のいい空間」にしようとし、
その願いを込めて、
このブログのカテゴリーに
「cozy place」
を作成した。
部屋を作っていく。
作りこんでいく過程がupできると思っていた。
でも、そうではなかった。
今の家は生まれ育った家ではない。
事情があって、新築した。
住み始めた時期は親も一緒で、
最初は違和感を持っていたが
今ではすっかりなじんでいる。
私は、「親の家」の居候、のような感覚だ。
それはいまだにぬぐえない。
最近、自分の居場所について考え始めるようになった。
私の中のイメージでは、
私は野良ネコで、
雨の日にふらりと訪れたところで、
軒の下を借りようとする。
その家の主が気の毒に思って、
中に入るように勧めるが、
警戒心が強くて、
強情なので、
最初は入らない。
でも、だんだん慣れていくと、
中に入り、
ふかふかご飯を食べさせてもらったり、
ぬくぬく寝床を用意してもらったりして、
「いいにゃ~」
と思い始める。
しかし、自分から
「ここにおいて」
とは決して言わない。
そのうち主もネコのことを気に入って、
「うちのコになるかい?」
と尋ね、
うなづくと
「じゃあ、うちのコの印だよ」
と赤い首輪をつけてもらうのだ。
野良ネコなので、
ふらり出て行って、
数日帰らないこともあるけれど、
きちんと帰ると、
「おかえり」
と迎えてもらい、
そのうち、そんなに遠出もしなくなる。
なんだか自分勝手ね。
おまけにこの
「帰るところはここだけど、
不意にどこかに行ってしまうのは
遺伝子に組み込まれているので、
止められると、
二度と戻ってきません」
みたいなことも言っちゃうので、
家の主になろうかと思っていた恋人は
不安で不安でたまらなくなったり、
自分のことを大事に思っていないんじゃないか、と腹を立てたりして、
離れていっちゃうんだけど。
そうだよねぇ。
最近は反省して、
そんなに不安がらせることはしないようにしているけれど、
遺伝子に組み込まれているから、
困るのよね。
居場所のことを考える、ことは、
そこに束縛されそうな気がして、
今まで、真剣に、現実的に考えてこなかったのだけど、
なんだか、
「ちょっと腰を据えて考えてみるか」
という気持ちになった。
そして、野良ネコのイメージのことも思い出したのだけど、
「あ、私、
居場所は自分で作るんじゃなくて、
人んちにあがりこむイメージなんだ・・・」
と気づいて、愕然としてしまった。
なんで、「自分で作る」イメージがないのかしら・・・?
こんなことも手掛かりに、
思い出話も含め、
これからぼちぼちとこのテーマに取り組んでいこうと思う。
突然だけど、
星占い、信じる?
私、石井ゆかりさんが好きなんだけど、
今年はやたらと当たっていて、すごい!!
このテーマのことも占いで思い当るの!
わくわくしちゃうわね!
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居場所じゃなくて、巣が欲しいんじゃない?
帰巣本能に従って、最終的に帰ってしまう巣が。
居場所や仮の住まいって作ろうと思えば沢山作れる。だけど、本能に従って帰る場所は1つ。
そんな場所?