憧れてやまない「旅人」ですが、
「きらい」なの。
旅人は突然やってきます。
突然、現れます。
そうして、私の「日常の生活」が一気に「非日常」になるのです。
旅人がその体験を語り、
その知識を披露し、
その夢をつぶやき、
普段私が意識しない遠くに眼差しを向けている。
私は揺すぶられ、
動揺し、
居ても立ってもいられなくなり、
その魅力の虜になっているのです。
が。
旅人は不意にいなくなります。
さっきまで、そこにいて熱く語っていたのに・・・
白いネコのトロだって、
「流れ星を追いかけてきたニャ~」
と不意に現れて、
行くところがなくて一緒に過ごしていたら、
「あ、流れ星だニャ~!!」
と追いかけていってしまうのです。
こちらを振り返ることもなく。
お別れの挨拶もなく。
そして、私の「日常」が戻ってくる。
はずですが、そうではない。
ぽっかりと空いた感覚。
呆然と立ち尽くす。
喪失感ばかりが目立つ「日常」なのです。
喪失感が薄くなるまで、
随分、時間がかかります。
寂しさ
悲しさ
そして怒り
これらの感情をどうしていいのかわからなくて、
うずくまって、
時には寝込んでしまいます。
私がこんなことになっているのも知らず。
あの旅人は冒険に夢中になっているのかと思うと、
ますます「どうしてくれよう!!」という思いが募ります。
なので、旅人は「きらい」。
だから、「私が」旅人になりたい。
旅人を受け入れるのはつらいですが、
私が旅人になってしまえば喪失感に苦しむことはない。
なんて身勝手なことを考えながら、
次の冒険の場所に思いをはせているのです。
■ 本日の写真
夏越祭の帰りに見つけたタマムシ。
生きているのを初めて見ました。
すごい。
ピカピカ。
玉虫厨子って、この七色に輝く羽根を貼り詰めているんでしょう?
すごいなぁ。
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別ページに移動します5 件のコメント (新着順)
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Rylixさん
旅人は遺伝子に組み込まれているので、
憧れる気持ちは抑えきれない。
でも、私をおいてけぼりにするからキライ!!
世の中、矛盾だらけね。
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��Kyrieさん
ギャハハハハ!メチャ矛盾してるじゃない^^
結局、旅人スキだけど、だけど嫌い。に聞こえるよ。
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Rylixさん
そうなのよねぇ(爆)
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��Kyrieさん
でもさ、所謂熱い男ってタイプは、旅人なんじゃない?って思っちゃった。
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なんてワガママな御意見なんだ^^
だけど言いたい事解るし、気持ち解る。
俺、旅人じゃないし、夢も語らない。
だけど、それと同じ様な事言われた事あったな。