コォは麺類が好きです。
特にラーメンが好きなようです。
福島のラーメン処・喜多方に向かい、
「で、どんなラーメンが好き?」
と聞かれて、私はすごく困りました。
だって、
麺にも
スープにも
具にもこだわりがないんですもの!!
ガイドブックや
観光案内所でもらったラーメンマップを見せられ、
コォのオススメポイントも聞かされ、
「写真を見て、決めるのもいいんじゃない?」
とも言われましたが、
いやいや、選びきれません。
私が脂こってりよりあっさりのほうが好みなのを察して、
勧めてくれたのが、
坂内(ばんない)食堂でした。
醤油のスープなのに塩ラーメンのように澄んだスープが特徴なんだ、
とコォは言いました。
ガイドブックによると、
喜多方ラーメンは煮干しと豚か鶏を使ったスープが多いようです。
お店に着くと、
軒下にはお客さんが置かれているベンチに座って待っていました。
順番を待って店内に入ると、
大きな鍋にスープがあって、
麺をどんどん湯がいている様子が見られました。
メニューは「支那そば」と「肉そば」のほかには大盛りぐらいで、
とにかく「ラーメンを食べる!」というテンションが上がる感じでした。
お店の人は慣れたようにお客さんをさばいてくれるので、
注文をすませて、席に着きました。
お土産用の麺とスープがセットになったものも、
お店の奥で販売してあったし、
「手づくり」を強調したミニ食品サンプルのような「ラーメンストラップ」もありました。
そうこうしていたら、ラーメンが来ました。
「ほら、スープが光ってる!」
とコォは嬉しそうに言いました。
辛みは黒コショウかラー油を入れます。
太めの縮れ麺で、
あっさりしているけれどダシがよくきいていて、
骨太な味のスープでおいしかったです。
注目は「肉そば」です。
ラーメンの「湖面」とでもいいましょうか、
とにかく丼一面にチャーシューが敷き詰められている、というものでした。
もちろん麺は見えるはずがありません。
コォは定番の肉そばを注文していました。
しまった!
写真を撮らせてもらえばよかったかな、
と思いますが、
回転のいいお店だし、
料理、特に麺類は時間をかけて撮影するのはよくない、と思っているので、
これでよかったと思います。
チャーシューはお口の中で溶けました。
喜多方には「朝ラー」という習慣があるそうです。
「朝、ラー油を食べる」のかと一瞬思いましたが、
「朝、ラーメンを食べる」ことだそうです。
調べてみたら、坂内食堂も朝7時から営業していました。
讃岐うどんの旅のときは早朝からうどんを食べましたが、
ラーメンは広島にはない感覚です。
後日、ホテルの朝食バイキングで
「朝ラー」コーナーがあったので、
お椀に喜多方ラーメンを作ってもらって食べました。
ただそれだけなのですが、
なんだか楽しかったです。
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