お正月にテレビで
「チェブラーシカ」を見ました。
顔と名前は知っていたけれど、
お話は知らなかったので、
とても楽しみにしていました。
4話分を見ました。
なんだかくらくらして、
そのときにすぐに消化できなくて、
しばらくそのままにしておきました。
まず、独特の「ほの暗いトーン」が印象的でした。
東欧のアニメーションやムーミン谷に共通するような感じの。
ポラロイド・カメラかトイ・カメラで撮った写真のような。
「クリアでヴィヴィッドではっきりくっきり!」という画面ではありませんでした。
そして、お話がわからない。
起承転結を求めてはならないのでしょうが、
ムーミンに出てくる「ちびのミィ」と同じ匂いがしそうな
ちょっと意地悪なおばさんが出てくるんです。
上品な装いで物腰もエレガントなのに、
いやがらせをいっぱいしたり・・
でも、チェブラーシカたちが困ったら、
助けるようなこともするんです。
「で、結局、あなたはなにがしたいの???」と
見ている私は混乱してしまいます。
社会風刺がたっぷりきいているところもあったなぁ・・・。
なんだか、とらえどころのない感じです。
私は、お話がわからなくて、
本当に混乱したのですが、
どうしてチェブラーシカがこんなに人気なのか、
考えてみることにしました。
そこで浮かんできたのは二つのことでした。
◆ 「あんなふうに甘えてみたい」という憧れ
チェブラーシカは、自分からあまり動きません。
「これがしたい!!」
と積極的に行動しないのです。
いつも
「こんなことで困っているの」
と言うと
「じゃあ、こうしたら?」
と答えを教えてもらったり、
「こうしてあげるよ」
とやってもらうことが多いです。
特に印象的だったのが、
お友達のワニのゲーナと旅行に行くのですが、
大荷物を持っているのに汽車から降ろされてしまいます。
ゲーナはその荷物を全部持って、
しまいにはチェブラーシカも担いで
線路づたいにとぼとぼと歩いていくのですが、
あまりの道のりに途中で座り込んでしまいます。
すると、チェブラーシカが元気づけようと声をかけるのですが・・
「荷物は僕が全部持つよ。
だからゲーナは僕を持って」
みたいなことを言うのです。
私は目が点になるのと同時に
「こんなふうには甘えられない・・・」
と妙な敗北感を覚えたのでした。
それ以降、私はチェブラーシカのように甘えられたらどんな感じなんだろう、と思い、
チェブラーシカみたいになりたい!
と思わせる魅力があるのではないか、
と思っているのです。
◆ 庇護欲をかきたてる
そもそも「チェブラーシカ」という名前は
すぐに倒れてしまうので「ばったり倒れ屋さん」という意味らしいのです。
二等身で、
頭がでっかくて、
バランスが悪そうなので
すぐに倒れちゃうのかしら・・?
おまけに「正体不明」という理由から
動物園からも受け入れてもらえなかったんです。
文字が読めなくて
「○月×日に到着」
という電報の意味がわからず、
やってきた人に「読んでもらおうと思って」と待っていたり・・・
ほらほらほら。
ほっとけなくなったでしょう?
もしそばにチェブラーシカがいたら、
気になってしかたなくて、
なにかやってあげよう、って気になるでしょう?
ここもポイントのひとつだと思うんです。
・・・と。
お正月からずっと考えていました。
ホントはなんにも考えちゃいけないのかもしれませんね。
何かを感じる。
その感覚だけでいいのかもしれません。
■ 本日の写真
チェブラーシカの写真はないので、くまモンを。
そうだ!
くまモンにブログのURLを貼ったツイートをRTされた翌日。
このブログの訪問者数が1400を超えていました。
びっくり!!
そんな数字、これまで見たことないモン!!
すごいねぇ!
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��Asuca*さん
なんなんでしょう、チェブラーシカのじわじわくる魅力って!(笑)
でも、もしあれが人間のお友達だったら、
私は相当イライラしていると思います。
チェブラーシカだから許されるなにかがあるようです!
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チェブラーシカ、愛おしいですよね。
なるほどな考察です(*^^*)
くまモンも気になるキャラです!