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こづゆ

2021/12/17







福島BOXの中に入っていた「こづゆ」を食べました。

箱に入っていたものの写真をブログに載せたら、
やっぱりこの「こづゆ」が気になった人もいました。

私も!!




コォによると、
おめでたい席で出されるお料理で、
小さなお皿によそってお出しし、
何杯でもおかわりをしてもらう、という
おもてなしの気持ちがこもっているものだそうです。

パッケージを見ると
「会津武家料理」で、
「会津漆器、小平椀で約2杯分入」と書いてあるので、
素敵な漆器によそわれるのですね。

華やかなハレのお料理です。




ほぼさいころ切りにされた、
里芋やにんじん、きくらげ、しいたけ、大豆などが
ほたての貝柱からとったお出汁でおいしく煮られていました。

ほたてのお出汁の威力が、
お口の中をほわんとさせ、
お腹を満足させます。

優しい口当たりなのに、
出汁がしっかりきいていて、
決して曖昧でぼよよんとぶれた味になっていないのです。


ほっとしながらも、
「おいしいものをいただいた」という気持ちになれるお料理でした。







同じく、福島BOXに入っていた「棒たら煮」も食べました。


「タラちゃん、というかわいい感じの名前のくせに、
さばくとえらいことになる」
とまんがで読んでいました。

背骨が他の魚と違ってとても頑丈にできているからだ、
と、そのまんがには描いてありました。


甘辛く煮てあるタラは、
骨まで食べられるようにしてありましたが、
中を見ると、まぁ、本当にすごい骨!!!






貝柱も棒たらも、魚介類の乾物です。
かつては海のものは生で手に入らなかったんだろうなぁ、
と食べてみてしみじみと感じる食卓となりました。




コォ、本当にありがとう。






■ 本日の写真

・・・えへへ。
こづゆの本物の写真は、食べるのに忙しくて撮り損ねました。
なのでパッケージの写真。

レトルトパックになったものが入っていたのですが、
そのパックに印刷されているのではなく、
パックは上品な紙の箱に、うやうやしく入っていました。

それも箱の蓋は海老茶で、
箱の下は女房装束の女性が描かれていて、
百人一首の女性の句が書かれている、という凝ったもの。

こづゆは大切にされているお料理なんですね。