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「いつも」があること

2021/08/24





2011年3月11日の夕方。

同僚の方が「大きな地震が起こった!」とご家族から電話があったのが
私がこの地震のことを知った最初でした。

自分のケータイにもヴォノから無事を知らせるメールが入っていましたが、
そのときはまだ、ことの大きさに気づいていませんでした。

7時半すぎ、自宅に帰り、TVで今回の地震、そして津波のことを目の当たりにし、
初めてなにが起こって、
ヴォノがメールをくれたのかがわかりました。


それからはTVに釘付けでした。
夜遅く、ヴォノが少し無理をして電話をしてくれました。
JRが止まったために、家に帰れないので職場に泊まることや、
どんな揺れがあって、
どんなことをしていたか、
少し話を聞きました。



それから落ち着かない時間がゆっくりと過ぎ、
私は自分で何ができるかを考えていました。


まずはTwitterへのツイートを控えました。
私の友達や知り合いにはとりあえず連絡がついたので、
「必要な情報」が流れてしまわないようにしようと思ったからでした。


そして、「何もしないこと、時期が来るのを待つことも私にできることだ」と思い、
じっとしていました。





広島は地震の直接的な被害がなく、
30cmの津波が来たくらいでした。

ヴォノは私のことを気にしていて、
もし何かあった場合、
私が元気でいられるように、
生き延びられるようにいくつかアドバイスをしました。


国際的にもこのニュースは駆け抜けているようで、
タルからもメールが届きました。


私は、「私が今までのように、落ち着いて暮らしていることが
彼らを安心させることにつながるかも」と思いました。




それから、
「あそこに行けば、いつものあれがある」という安心感があることも知りました。



なので、私はどうしようか迷い考えていましたが、
自分のブログをいつものように
自分の写真と文章で更新していくことにしました。



「いつものKyrieはここにいますよ」






あともう一つ。
私もヴォノのことが気がかりで、
ちょっと一人では抱えきれないこともあります。

これまでならばツイートで「ガス抜き」をしていたのですが、
Twitterの更新はできるだけしないようにしているので、
たまるばかりです。

なので、このブログを私のツイートの代わりに更新しよう、とも決めました。



これまでより、
短い記事がたくさん更新されたら、
そういうことだと思ってください。





最後に。

私が今一番したいこと。

それは無事とはわかっているものの、
ヴォノに直接会ってハグしたいです。

離れているということは、なんて不安なんだろう!
と今回、しみじみと思いました。






■ 本日の写真

小浜島(沖縄)にて。

朝日が昇るのを見よう、と友達と出かけたときに撮った写真。

この植物のたくましさと生命力に心を奪われました。

とても好きな写真で、
このブログを立ち上げてすぐの記事にも同じ時に撮った写真を使っています。