編集

G7広島サミット 2日目

 



2023/05/21

今から書くことは、2023/05/20の広島市中心部の様子です。









勤務のため早起きをする。

前日に公表された交通規制の時間帯は勤務が始まると同時に開始されるとわかったので、そこまで早起きしなくてもよかった。

なにか気になって、徒歩で行った。

まだ7時半頃だったのに、街はすでにものものしい様子だった。

前日のどんよりとした曇り空が残っていて、蒸し暑いんだか、肌寒いんだかよくわからない感じだった。


前日(2023/05/19)にウクライナのゼレンスキー氏が来日し、G7広島サミットにリアル参加することが発表されたのもあるのかなぁ。


通勤路にビジネスホテルが何軒かあるが、警察官らしき人たちがどんどんホテルから出てきた。

あと、空き地には車両が停められている。

建物を建てるための工事現場、とか。売り地とか。

人員輸送車も各地のナンバープレートのものを見ていたけど、そうか、これだけの警察官を配備するには人を運ばなくてはならないのか、とやっと肌で感じて現実味を帯びた。







どこかの国のジャーナリストが広島城をバックに撮影していた。








工事中のサッカースタジアムも静かだ。朝早いせいかもしれないけど。

そしてサミット中はクレーンを伸ばしたままにせず、縮める、と聞いていたがほんとうだった。



参考として、こちらは今年4月のサッカースタジアム。

いつもはこんな感じでにょきにょきとクレーンが伸びている。







勤務が終わる頃になると、晴れ間が出てきた。暑い。日差しも厳しい。帽子を取って汗をぬぐっている警察官も何人か見かけた。





国際メディアセンターとなっているグリーンアリーナの周りは白いフェンスで覆われ、関係者以外立ち入り禁止になっている。

フェンスには外務省の張り紙があった。

腕章やネームプレートを首から提げた報道の人をたくさん見かけた。

もともと立体迷路みたいな場所なので、迂回路の図があってもわかりづらく困っている旅行客も見かけた。

腕章をしていなくても、ライターか何かだと思われる人が大きなカメラを首からさげているのもたくさん見た。


警察官は普段二人一組で見かけることが多いけれど、サミットが近づいてきたころから三人一組で行動するのも見てきた。

報道の腕章をつけた人がそんな警察官の至近距離から後頭部をカメラで撮影していて、「それはやりすぎではないか」と感じることもあった。






平和公園の入り口の一つである元安橋は封鎖されていた。

この橋の向こうにレストハウスと折り鶴がたくさん飾られている原爆の子の像がある。
















繁華街の本通りには機動隊も出ていた。

「カッコいい!」とスマホでムービーを撮りながら彼らを追いかける数人の中学生らしき人もいた。

機動隊の中に、金の房のついた短めの白い魔法の杖を持っている人がいた。

あとで調べたら指揮棒らしい。

また、機動隊の透明な盾のはじっこに、所属しているグループ(?)固有のキャラクターっぽいおそろいのステッカーが貼っているのを見た。



本通りは、いつもの土曜日と比べれば人は少ないが、それでも結構いた。

コロナで行動制限されていたときより何倍もいた。

なにかあったとき、要人を守らなければならないが、市民も守らないといけない、となると大変だ!と想像もつかないことを考えた。

私も仕事終わりにまっすぐ帰宅すればいいものを、わざわざこんなところに来て写真を撮っているので大概だと思うけど。




帰宅してちょっとしたらゼレンスキー氏が広島市の中心部を移動するための大規模な交通規制が始まった。



夜、ヘリコプターは23:00を過ぎても飛んでいた。

翌日(2023/05/21)、広島県警のTwitterを見たら、一般道は午前2:00に交通規制解除となっていた。

皆さんの疲労も気になる。

そして、ずっと落ち着かない気分なので、自分や家族の心身の状態も気になる。