わちふぃーるどの猫のダヤンに会いにきたよ。
猫のダヤンとは多少知っているし、時々見かけるけどそこまで深く知らない、という間柄。
でもその不思議な世界観と独特のおめめに強く惹かれるし、ダヤンの本を何冊か読んだことがある。
私が気になったスナフキンのような、旅人の匂いのする、正体が曖昧でつかみどころのないジタンという猫で、彼の秘密(?)にふれそうでふれないところまで読み、完結ハンターの私はそのじれじれに耐えられなくなり離れてしまった。
ちなみに池田あきこさんの「ヨーヨーの猫つまみ」というアニメ番組は好きだった。
(そのあと、その当時最新の「スパイ大作戦」が放送されていた。あくまでも「スパイ大作戦」だから!「ミッション・インポッシブル」じゃないから!ちゃんとフェルプスくんが出てくるからっ!)
会場のはつかいち美術ギャラリーには初めての訪問。
こぢんまりしているのではないか、と勝手に思っていたけれど、なかなかのボリュームの作品数が展示されていた。
原画にふれることができるのは、よかったなぁ。
どうやって描いているのかさっぱり見当もつかない、美しい原画。
なんて素敵なんだろう。
池田さんが「ねこの島」と「うさぎの島」を訪れたときのじゃばらノート(?)の旅日記はとても素敵。
一部しか展示していなかったので、「もっと伸ばせ~!もっと見せろ~!」と思った。
ほかにも立体作品がいくつかあり、それらは写真撮影が可能だった。
原画をでっかく印刷し、頑丈な段ボールに貼って、舞台美術のように組んであるものは奥行も出て、展示会のタイトルにもある「劇場」感が出ていて、楽しかった。
ダヤンの世界は、「かわいい」だけじゃないところが好き。
ほわほわしているようで、現実の深刻な問題をナイフのように喉に突きつけられるような鋭さと勢いが不意に現れる。
かわいいダヤンも好きだけどさ、ベイビー・ダヤンとか。
物販も充実。
私は本がすっごく気になったので、池田さんの旅行記2冊と足袋靴下を購入。
靴下には肉球もついていて、かわいい。きゃほきゃほしちゃう!
会場の終わりにガチャガチャがあったので、スタンプを回してみた。
ぺったんこなのに、インクつきスタンプで、柄はベイビー・ダヤン。かわいい。
柄が見たくて、すぐにほぼ日手帳weeksに押してみた。
はぁ、美術館、やっぱりいいなぁ。
旅行、行きたいなぁ。
ダヤンの本、読むの楽しみだなぁ。
■参考
公益財団法人 廿日市市芸術文化振興事業団 ─ 猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展
猫のダヤン・不思議な国「わちふぃーるど」Wachifield Official TOP
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