病院の中に美術館ができた、と知ったのは、ローカルラジオのニュースだったと思う。
機会があったので訪れてみた。
病院敷地内のバスが出入りする入り口付近にちんまりと建っていた。
蛇腹の丸い建物、という印象だ。
中はポーランドの陶板画家レシェック・ノヴォシェルスキさんの作品が目を惹く。
何作もある。
陶板画というものを意識して見たのは初めてかもしれない。
粘土を丸くしたものやタイルのようにしたものを貼りつける形で絵が描かれている。
最初から絵を描くように貼りつけたのを焼くのか、それとも部品のように粘土を焼いてから板に貼りつけるのか。制作方法を想像しながら眺める。
作品の印象は南米のメキシコやペルーの古代文明の遺物に描かれているような雰囲気だ。
なにも知らずに見ていたときは、作者は南米の人かと想像していた。
生々しくもあり、ユーモラスでもあり、そして生命力がみなぎっている。
■参考
YHRPミュージアム
コメントを投稿
別ページに移動します