たまに人に影響を与えることがある。もちろん私本人は意図していない。
風に例えらえることが多いが、なんていうんでしょうね、本人はそよ風、というより淡々と「自分の日常」を送っているのだが、それに巻き込まれた人は
- 嵐
- 暴風
- 台風
- ハリケーン
に感じるらしい。息ができないこともあるみたい。私は君の先生じゃないからフィーバーしないけどさ。
そんなときに思い出す本がある。
随分古い子ども向けのお話で「ミリ子は負けない」というタイトルだ。
このミリ子ちゃんは「センチ。ミリ」のミリではなく「ミリバール」のミリ子ちゃん。
ミリバールというのは、気圧を表す単位でヘクトパスカルの前に使われていた。ちなみに1ミリバール=1ヘクトパスカル。
さてお話の中のちっちゃいミリ子ちゃんは台風みたいな女の子だ。
気の弱いおどおどした主人公の男の子が、怖くてできない、と思っていることをミリ子ちゃんは「そんなの納得できない!」とすごい勢いと迫力で体当たりで挑んでいく。男の子もミリ子ちゃんに触発されて、自分から行動していくようになるんだけど。
私にとっては「淡々と普通」だが、日本ではそうではないことが多いらしい。
うっかり巻き込まれる人もいて、中にはその人のターニングポイントや大きな変化のきっかけになることもある。
そのことをご本人や周りの人から言われることがあるけれど、そのときにいつも私はミリ子ちゃんを思い出す。
「私はミリ子ちゃんみたいに台風を巻き起こす子じゃないんだけど」と思ってはいるが、そよ風と考えているのは私だけなのかもしれない。
うっかり巻き込まれないように、ご用心、ご用心。
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