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アートの神様は「後で」を決して許してくれない

2021/06/05


ものを創り出す人には、アートの神様がやってくることがあると思います。

次々とアイディアが浮かび、それを実際にやってみて手応えを感じ、他の方向やより深めるためのアイディアが生まれる。

アートの神様も他の神様と同じく気まぐれで不意に現れます。

「あ!」と思った瞬間に降りてきている。


余裕があるときなら、それにすぐに応えることができます。
できるのなら、いろいろ放り出してもそれに応えたほうがいい。

しかし、やることがたくさんあったり、手が離せない状況だと、「後で!」と言ってしまいがちです。

しかし、アートの神様は決してそれを許してくれない。

やっとのことでさまざまなことを終わらせ、時間を作ってもアートの神様はとっくの昔に去っています。
あんなに湧いてきたアイディアも不思議と失っているし、第一、熱量が全然違います。



絵画や造形のような芸術作品を作るだけでなく、文章を書いたり、あるいは仕事をしたりするときに、アートの神様が来ます。

応えられる範囲でちょっとでもなにかする。
アイディアをメモする、でもいい。

それがあるとないとでは、熱量の再現がしにくいです。



神様も意地悪しないで、余裕があるときにやってきてくれればいいのになぁ。

神様がいつやってきてもいいように、少し自分の中に風穴を開けて、自由にしておきたいです。