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スタンプショウ=ヒロシマ2016

2021/06/05


年に1度、広島でスタンプショウがあり、ここ2年くらい行っているので、今年もでかけてみた。

実のところ、切手は新しいものが買えないくらい持っているので、古い切手や外国の切手を眺めて、溜息をもらすのを楽しみにしている。


今回は、葉書に貼った切手が多く、宛名の書かれたものを見ると、なんだか生々しく、
「ああ、この葉書は受け取る相手がいたのだ。その人はその時に生きていたのだ」
としみじみ感じた。
切手だけ見ていると、そんなに「人」の存在は意識しないけれど、誰かが誰かに宛てた文章と共にみると、一気に「誰か」という人を意識する。

私は封書より葉書を好んで書くので、なんだか親近感を持つ。
とはいえ、以前よりずいぶん書く量は減ってしまった。


会場では、女性限定で使用済み切手の配布があったり、オリジナル葉書などの販売もあった。
もちろん、切手屋さんが来ての販売もあったけど。

私が行ったのは、最終日のおしまいの時間近くだったので、今年は外国の鳥の切手を幾枚かもらい、これまた鳥やキノコのデザインの葉書を買った。
本当は、花や果物の切手がほしかったが、ほとんどなかった。


過去2回は、郵便局が小型印を押してくれるサービスがあり、会場で葉書を書く気満々だったが、今年はなかった。
がっかり。

その代わり、記念スタンプが消しゴムはんこで作られていた。
消印も、「中央郵便局でも水平が出るように、職員に言いよるんじゃけぇ」と声高におらぶ(叫ぶ。広島弁)おっちゃんが、「あんたぁ、押すのうまいんね?わしよりうまいんね?」と、失敗したら許さんで!みたいな調子でスタッフの女性に話していた。

凝る人の「少しのズレも許さない」、ズレたら怒り狂いそうな雰囲気は苦手だったので、そっとその場を離れた。


だから、私はマニアにはなれないし、なりたくない。