ヒッポくん、お久しぶり!!
私は嬉しくて嬉しくてたまりません。
ヒッポくんは、ヒポポタマス、かばのお菓子です。
薄いぱふぱふした皮(?)の中には、ミルクとチョコの二層のクリームが詰まっています。
「これはおいしいんだから!
食べたほうがいいよ!」
と、熱心に私に勧めてくれたのは、フランス人の若い女性・マリでした。
彼女とはスペイン巡礼をしているとき、数日一緒に歩きました。
初めてのひとり海外、初めてのスペイン、初めての巡礼、慣れないことばかりでしたが、
マリは人懐っこく、また世話好きなのか私にあれこれ教えてくれました。
参考 : キリエの2006年のスペイン巡礼ブログ
Kyrie on Camino de Santiago
巡礼中はストイックにも過ごせますが、食べる・飲む・歌うをしながら人生を楽しむこともできます。
「歩き続けるため」ではなく、自分のお楽しみのためにおやつを買って食べることもありました。
いくつかおやつを食べましたが、ヒッポくんもバラ売りされていたので、試しで食べてみました。
かわいい見た目と、満足のいく甘さでうっとりします。
特に、私はこういうキャラクターものが好きなので、たまりません!
私は何度か、ヒッポくんを買い、楽しみに食べました。
ゴール地点のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で奇跡の再会を果たした日本人女性にも、お勧めしたほどです。
そんなヒッポくんでしたが、最後に見つけて買った時しか写真を撮っていませんでした。
おまけにピンボケの残念な仕上がりです。
私を支えてくれたものの一つであるヒッポくんを恋しく思うこともよくありましたが、
帰国して見かけることはありませんでした。
それが昨日、輸入食品を扱うお店のセールワゴンでの再会です。
「わあ!ヒッポくん、お久しぶり!!」
私は本当に嬉しく、また懐かしい思いでヒッポくんに手をのばしました。
今年の5月で、巡礼に行ってから10年が経ちます。
懐かしくもなるはずです。
私は迷わず、買って帰りました。
ヒッポくんは5頭パックで売られていました。
取り出してみると、覚えていたより大きいような気がしました。
記憶って曖昧ですね。
そして写真を撮ったのですが、またヒッポくんたちを箱に戻しました。
なんだかすぐに食べる気にはならなかったのです。
もう少ししたら、ヒッポくんを食べるつもりです。
味の記憶はなく、あのときにくれた「甘いもののパワー」を覚えているだけです。
愉快に歩きましたが、やはり過酷な状況で歩いていました。
かわいく甘いものは私の心も身体も癒し、パワーをくれました。
そんな思い出があるからこそ、私のヒッポくんへの思い入れは強いのかもしれません。
FERRERO(フェレロ) イタリア
売り上げランキング: 43,524
売り上げランキング: 43,524
コメントを投稿
別ページに移動します