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ヴィジョンを伝える

2017/10/01


仕事では、毎日同じようなことをしながら、そのときの状況で随分変更することもあるので、
毎日、やることが違います。

私と、私とペアを組んでいる人と、それから日替わりでヘルプしてくれる人の、ある意味チームで集団を動かします。

その日やること、昨日までの様子、週初めか週終わりか、などで動きを変えます。



私は毎日、この日どんなことがしたいのかをペアの人と話をし、必ずヘルプの人にも伝えます。
理由も伝えます。
それまでの流れがあって、「なのでこういう理由とこういうねらいがあって、今日、これがしたいです。こう動きたいです」と説明します。
ヘルプの人のほうが仕事歴が長いことのほうが多いので、工夫する点やほかのやり方を提案してくれることがあります。
そこで微調整し、実際にやってみます。
うまくいかなかったら、その場で変更します。


しかし、これは私のやり方のようです。
ほかの人はヘルプの人にその日の流れやねらいの説明をせず、「今日もよろしくお願いします」と言うだけのことも多いようです。

責任を持って集団を動かさなくてはなりません。
とてもデリケートなことをデリケートなやり方で取り扱うこともあります。
責任は私とペアの人とで負います。ヘルプの人ではありません。

「私はこう考え、こうしたいと思う」
ヴィジョンを伝えないと、ヘルプの人はどこをどうやって補助すればいいかわかりません。


自分でヴィジョンを持つことは、なかなか骨が折れることです。
ヴィジョン通りにいかないことばかりです。
でも「とりあえずの方向性」は持っていないと集団でさまようわけにはいきません。

そして、自分の考えたヴィジョンを共有します。
「ああん!こうしてほしいのに!!」
と腹を立てる前に、きちんと話をしなければ伝わりません。

それが昨日と同じことでも、私は話します。


ヘルプの人が言いました。
「これをやれ、と言われたら自分はやります。
でも、これがなにになるのかわからないと、自分は一体何をやっているのかわからなくて困ることがあります」

これはむなしさが残ることだと思います。

せっかく一緒にお仕事をしているのに、「根幹のところは知らなくてもいい」みたいな感じになりそうです。




気持ちよく一緒に仕事がしたい。

集団の成長を促したい。

私はヴィジョンを描き、それを伝えることにしています。