以前、関東に行ったときに、「新幹線から富士山を見たか?」とすごく聞かれたことがあった。
席や天候の具合で見られなかったことを告げると、その人はひどくがっかりした様子だった。
前回、2012年に行ったときは天気が悪くて見られなかった。
そして今回。
これらのことを覚えていて、富士山を撮る気満々だった。
まず、行きの新幹線の席取り。
私は富士山側を取ったつもりが、新幹線に乗ってみると逆の窓側!!
このために新幹線を1本早いのにしたのに!
(最初乗ろうとしていたものは窓側が全部、予約で埋まっていた)
がっかりして、切符を見に来た車掌さんに席を変えたい旨を伝えるも、社内では席については変更できないそうだ。
がっかり。
もし空いていたら、ちょっと座るのもいい、と言われたけど、大阪で席の持ち主が乗車してきたし、その隣の席の主もやってきた。
がっかり。
富士山が撮りたかったら、E席を取るんだよ。AじゃなくてEだよ。
がっかりしながらも、「私には乗降口がある!」と諦めなかった。
しかし、どのタイミングで富士山が現れるかわからない。
ネットで検索。
さっくりヒット!
どののぞみが止まる駅から何分後、「○○駅通過」表示から何分後に富士山出現、と事細かに書いてあった。
私はカメラと貴重品を持ち、デッキへ向かう。
あーーー!!
富士山!!
席で露出を変え、初めて使う連写の練習もした。
でも、見えなくなった。
富士山…
トンネルいっぱい…
富士山…、この向こうにいるんだよねぇ…?
デッキにいる私に車掌さんが気づき、
「もうすぐですよ」
と通過時刻の書いた紙と腕時計を見ながら、
「3つ目のトンネルを抜けたらですね」
と教えてくれた。
それからまた、
「このトンネルを抜けたらですよ。
2,3日前に雪が降ったし、天気もいいから綺麗ですよ」
と声をかけてくれた。
そして、トンネルを抜けると富士山!!
でかい!
夢中でシャッターを切る。
富士山が右手に見えているという車内放送もかかる。
バシャバシャ撮る。
ピントが合っているのかどうかもわからない。
とにかく撮る。
どれか綺麗に撮れているんじゃないか、と願って撮る。
橋の柱、電線、いろんなものと富士山は写っていた。
そして、どんどん富士山は後方に見えるようになっていき、やがて見えなくなった。
ばいばーい!富士山ばいばーい!
ということを、私のカメラをいじっていたtamに六本木ヒルズで話し、私の富士山写真を見てもらった。
「一生懸命撮った感じがするね」
と言われた。
そうじゃろう、一生懸命がんばったよ。
帰りの新幹線は両方の窓側の席が予約でいっぱいだった。
また疲れからか乗るとすぐに爆睡してしまい、気が付いたらすでに名古屋に近かった。
こうして、私の富士山撮影は終わった。
富士山、でっかくて綺麗だったなぁ。
「ブラタモリ」を見てたので「あ、あそこが宝永火口じゃ!」とひとり盛り上がっていたよ。
また、撮らせてね。
■富士山撮影で参考させてもらったブログ
【撮影ガイド】新幹線の車内から富士山を撮る! ベストショットの撮り方:【日々の雑記帖】:So-netブログ
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