青空THINK59 谷尻誠 カミガキヒロフミ　#TheTrunkMarket 2015 aw

いつもは夜、建築家の谷尻誠さんのオフィスで行われるTHINKが、
なんと青空の下、明るいうちに開催されました。


ゲストはイラストレーターのカミガキヒロフミさん。






日本だけでなく、海外でもお仕事をされているお二人の「上を目指す」ところと「なくしちゃいけないゆとり」がテーマとなったトークショーだったと思います。

広島出身のお二人の、聞きなれた広島弁でのトークは、私にとって、すごく心地よかったです。

それも結構、ぶっちゃけトーク。

「活躍している！」と思われている裏で、売り込み持ち込みをして仕事を取ったこと。

「慣れない人は1つ売り込みをしたら満足するけれど、上の人は貪欲に100売り込みをしている」
と聞いて、英語がよくわからない自分とスタッフとで海外に売り込みをしたこと。

他の人の成功には嫉妬してしまうこと。

いかに楽をして稼ぐかを考えてやっていっているはずなのに、地味な作業をたくさんすることになること。




成功云々のことを聞きながら、
ブログへの関心が高まっているので、
ブログで有名になったり、プロブロガーになったりするのを目指すときと似ているのかしら、と思いました。

とにかく動かなくちゃダメね。




特に印象に残ったのは、

意味のないことをやりたがらない人が多い。
でも意味のないことはゆとりである。

ちりばめられた意味のないことを、星空から星座を探すように、その意味をつなげて意味を知っていく。



なんでもかんでも、合理的といえばそうなのだけど、「最短距離」で「無駄なことがない」ことを求められたり、やろうとする人が多いような気がする。

無駄は省いたほうがいいけれど、
最短距離で帰るんじゃなくて寄り道するとか、
Amazonじゃなくて本屋さんで書架をふらふらしながら本を探すとか、
そういうことから「新しく知ること」ってあるんじゃないかなぁ、と思っている。


自分にとって、なにが「楽しい意味のないこと」で、なにが「本当に省かなくてはいけないこと」なのかの選択も大事だなぁ。

疲れたり、自分に余裕がないと、必要な無意味なことも切り捨てちゃうもんね。

目次

• ◆The Trunk Market　　
• ◆谷尻誠　　
• ◆カミガキヒロフミ　　

◆The Trunk Market　　

数年前から「蚤の市」と言いながらも、小洒落た上等なものを扱うお店が広島県外からも出店する。

年に春と秋の2回開催され、多分、私は全部のぞきに来ている。

行ったら、アルコールにぴったりなフードも満載。
ここ2回くらいはどうやっても仕事帰りの自転車でしか行けなかったので、飲めずイライラ！
ようやく、今回はビールと日本酒、厚切り岩国蓮根チップスで満足する。

こんな状態でTHINKのトークを聞いていたので、結構へろへろ。

土日の2日間開催されるが、14日（土）はひどい雨のため中止。
そのせいか、15日（日）の人出はおそろしいものに。
出店数も増えたため、会場の袋町公園はぎゅうぎゅう。

もうちょっとゆとりをもって楽しみたいな。

The Trunk Market Facebook

◆谷尻誠　　

建築家。

しまなみ海道をサイクリングする人たちをターゲットにしたホテル、自転車屋さん、カフェも備えたONOMICHI U2や、
先日オープンしたばかりの泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」の設計をする。
agnes b. の店舗も手掛けたそう。

月に1回、谷尻さんの友達をゲストにトークやパフォーマンスなどいろいろなことをやる「THINK」を開催。

前回行ったのは、明和電機の回。
土曜日出勤のこともあるので、なかなか参加するタイミングが難しい。
そしてここでも自転車のため、アルコールが飲めず、いらいら（笑）


このゴージャスゲストに、広島でお目にかかれるのもすごいと思う。

できるだけ都合をつけて行きたい。


谷尻誠 Facebook

◆カミガキヒロフミ　　

イラストレーター、デザイナー。
「迷路探偵ピエール」の著者。
New York Timesの表紙も手掛けたことがある。

今回、初めて知った方。
カミガキさんの広島弁にうっとり。
いいぞいいぞ！

上を目指す！とギラギラしていることをお話されながら、すごく地道に作業をされていらっしゃるんだろうなぁ。

「迷路探偵ピエール」、本屋で見なくっちゃ！

IC4DESINE HP (カミガキさんのオフィス）