編集

子猫のベビーシッター

2021/09/16






子猫のベビーシッターをすることになった。

ペットを1度も飼ったことがなく、3日前に事前講習を子猫ママから受けたけれど、
「わー、どうしよう」
と自信のないまま当日を迎えた。



動物を飼ってみたい。
という思いはある。
ハムスターやハリネズミなんかがいいな。
という希望もある。

しかし、自分のことでいっぱいいっぱいになると動けなくなって、
緑の指を失い、枯らしてきた植物、数え切れず。

それが動物だなんて、怖すぎる!

という考えから、未だに飼っていない。



こんな私が3時間、一緒に遊べるかしら…
うんちをしたら対応できるかしら…

と緊張感が増す。












事前講習から3日しか経っていないのに、子猫はちょっと変わっていた。

なんだか大人っぽくなって、落ち着いていた。

もっと飛んだり跳ねたりするかな、と思っていたら、
やんちゃだけど無茶苦茶はしない。

それに、最初はお互いに緊張していたけれど、遊ぶうちにだんだん慣れてきた。

まだ細い爪と歯で私の手にじゃれてはかぷかぷがりがりして、
手の表面がうっすら痛かったけど、
そんなの構わないくらい、楽しんだ。









弱っているところを子猫ママのダンナくんが拾い、
ママが必死に看病したりお世話をしてここまで元気になった。

見立てでは生後2カ月らしい。

それでも、なにを思ったのかシッター1号の私の母を獲物として理解したのか、
頭を低くし、狩猟の体勢で狙う場面もあった。


私もたまに止まったり、動きが緩やかになったときに、
子猫の写真を撮って楽しんだ。
80枚くらい撮った。
見返すたびに幸せホルモンが噴出する。








 子猫ママは出かけるときに
「1時間くらい遊んだら寝るから」
と言っていたが、この日は大はしゃぎしたのか2時間半遊んで、ようやく寝始めた。

ぷっくりお腹の模様もかわいい。







3時間ちょっとして、子猫ママが帰ってきた。
ベビーシッター1号(母)、2号(私)へのなつき方に驚いていた。




シッター終了後、母と私は家に帰り、爆睡した。
なんだか子猫にエネルギーを吸い取られた感じだったけど、
寝て起きたらすごく元気になっていた。


また遊びたいな、と思う。
でも次に会ったときには随分、大きくなっているんだろうなぁ。

私のこと、覚えているかな?








■お疲れ様です、くまモン先輩!







家具の隙間に入ったらどうやっても救出できない、という個所をクッションや小さな布団でふさいだ。
くまモン先輩にもその役を担っていただいた。
くまモン先輩は隙間で「グエっ!!」となりながら、守っていた。

写真はミッション終了後、ぐったりしているくまモン先輩。
くまモン先輩、お疲れ様です!