10月の旅行の行き先はなかなかスパッと決断できませんでした。
欲張って休みを取ったし、
久しぶりの旅行だったし、
遠くへ、
本当に遠くへ行きたかったのです。
でも一方で、
「大宰府行こうよ。脾臓の虫に会いに行こうよ」
と何かが呼びかけていました。
そうこうして、なんとなく頭がもう大宰府と博多しか考えられなくなったので、
そうすることに決めました。
大宰府は天満宮とスタバと九州国立博物館で決まり!でしたが、
博多でなにがしたいのか、小さな文房具屋さんに行くこと以外、考えつきませんでした。
最近、ネットで出入りしているグループに博多にゆかりのある人がいらしたのもあって、
そこで博多のお薦めを聞くと、
「櫛田神社」
が挙がりました。
寺社仏閣を訪ねるのは元々好きだし、
山笠の展示もあるそうなので、そこに行くことに決めました。
初日の宿でもらった博多の地図をながめ、
私は2日目の行動をその宿で考えました。
どうしてだか、ガイドブックを持っているはずなのに、
全然開く気になりませんでした。
初日の宿から2日目の宿までは近く、
荷物を預かってもらえることになっていたので、そこに行き、
これも櫛田神社と一緒にお薦めされた川端商店街を通って行くことにしました。
それから文房具屋に行くために南天神の駅まで歩きます。
うーん、完璧!
実際に川端商店街を通っていると素敵なものをたくさん見つけました。
歩きながら、
「櫛田神社を薦めてもらわなかったら、私はここを歩いていないかもなぁ」
と思いました。
宿を決めるときも、櫛田神社と川端商店街から近いところ、と絞ったし。
私の旅は櫛田神社からどんどん広がりを見せていきました。
川端商店街を抜けたところに櫛田神社はありました。
が、聞こえてくるのは中国語のみ!
さすが大陸に近い街・博多。
観光バスから降りて、添乗員さんに引率されたと思われる旅行客団体が幾ついたんでしょう。
添乗員さんはインカムマイクを使い大声で説明しています。
聞いている人も大声でしゃべりまくっている人も中国語中国語中国語!
私は広島でこんな経験をすることがないので、すごくくらくらしました。
櫛田神社は銀杏の大きな木が何本もある古い神社で、
艶やかな印象を持つところでした。
「櫛」 という漢字が使われているせいか、なんとなく女性のイメージを持っていました。
ヤマタノオロチの人身御供になる櫛名田比売を思い出していたのかもしれません。
そんな日本の色が濃い神社で、
聞こえる言語、話されている言語が日本語じゃないだなんて!
なんだか、受け止めきれずにいたので、
どこかでクールダウンしたかったのですが、
何個もの団体はそんなことは許しません。
パワフルに話しまくり、
写真を撮りまくっています。
私もクールダウン、だなんて言っている場合じゃありません。
おみくじを引きます!
大宰府天満宮のおみくじより言語が一つ多いです。
台湾語でしょうか?
もちろん私は日本語のおみくじを引きました。
結果は「吉」!
前日引いた大宰府のおみくじと同じような感じでした。
ふへへへ。
キリエにいい風が吹いてくるぜ。
ニヤリとしながら、これも持って帰ることにしました。
■本日の載せていない写真
本当に人が多く、記念撮影がさかんにされているので、
人をあまり入れずに写真を撮ることが難しく、
もっとカッコいい「櫛田神社ぁ!」とわかる写真もあるのですが、
「あ、そのタイミングでそこを通過なさる…」
「へ、まだ記念撮影継続される…」
といういろんな人の顔がばっちり判明できるような写真が多かったので、
ここに載せるのをやめました。
カットする、モザイクをかける、という技もあるのでしょうが、
この技はどうやったらいいのか、あまりわかっていないし、
モザイク、あんまり好きじゃないのでやっていません。
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windmarksさん
「日本なのに日本じゃない?!」という経験を頭が処理しきれない感じでした。
なんだか面白かったです。
どこでも中国語は「大声」で聞こえてきますね。
日本の観光地でもっとも聞こえる言葉が中国語になりつつあるような…