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結婚について

2021/09/089






改めて私が結婚に対してどう考え、どう感じてきたか、
まとめて書いてみたくなったので、そうしてみることにする。





「花嫁衣装」には憧れはあったものの、
「将来の夢はお嫁さん」と思ったことは一度もないし、
結婚願望もそんなに強くなかった。



「結婚」と言えば、よくないイメージばかりだった。




「嫁に取る」という言い方があるように、なんだかモノ扱いされる感じだったし、
家事が面倒だから結婚したい、と堂々と言う男性にはげんなりしたし、
両親を見ても、
「なんだかしがらみだけで、すっごくやだ!
私は自由にいきたいし、言いたいことは言いたいように言っていきたい」
と強く思った。


周りでも
あれだけ大騒動して結婚したものの、数年で離婚したり、
姉妹で結婚したものの、片方は子どもができ、片方が授からなかったことで
二人の間がぎくしゃくしたり、
続いていても愚痴ばかりだったり…
といいイメージはなかった。




父の影響からか
「男に従え」
というのがすっごく嫌で、
そうするくらいなら、ひとりのほうがいい!!
とかたくなに思っていた。





知り合った男性の中には、
家事と後継ぎの赤ん坊と子育てばかり期待する人も少なくなくて、
「あたしはあなたのおかんじゃないし、
『私』を見て『私』と結婚するんじゃなくて、
都合のいい女性がほしいだけなのかしら?」
と、怒りまくった覚えもある。





家事がうまかったら「いいお嫁さんになるね」が当然のようなほめ言葉になっているのも、
気に食わなかった。




書いていたら、いろいろ思い出してきてムカムカしてきたぞ!







「そうは言っても世の中そうなっているし、
ひとりがいくら言っても変わらないんだ」
と母は諦めたように言っていたのにも腹が立っていた。

まぁ、彼女の場合はその後、想像もしなかったことがおこり、
一方的だけどらぶらぶな時間も過ごしており、
「私が子どものころにあんなだったのに、一体なんだったの?!」
と取り残されたように私はひとりたたずんでしまう。


母親の、子どもに与える影響は大きい。

きっと、母親が父親のことをよく言わなかったら、
その父親がどんなにいい人でも、子どもはそうとは思えなくなる。
と思う。




結局、「夫婦って他人にはわかんねー!」ということで、
夫婦げんかも夫婦の問題も、あまり関与しないことにしている。








こういうことがあるので、
結婚できなかったんだなー、と今、書きながら感じる。

だってちっともいい感じじゃないんだもん。






それでも、だ。

そればっかりじゃない友達夫婦や弟夫婦、そのほかいろいろなカップルを見ると、
なんだか関心が出てきたのだ、結婚について。

あとは、長い時間を過ごしてから
こなれた、はきなれたジーンズのような手触りの「ふたり」になっているのって素敵だなー、と感じている。



その、他人にはわからない関係の「夫婦」っていうものはどんなもんなんだろう?


「男に従うべき!」とばかり言わない男性も世の中にいるようだ。


「一緒に熟成していく」過程をともに過ごしたいなぁ。






なんてことが、あぶくのように浮かんでは消え、
また瓶の底のほうから浮かんでくる。







走り書きでなんなんだけど、
こんなにもまとめて考えて書いたことがなかった。

これまでこういうことを考えて表現しようとすると、
怒りが頭に上りすぎて、吐きそうになっていた。




おお、変化してるのね、あたし!