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めっぱめし

2021/12/234





めっぱめし。

曲げわっぱに入れたご飯をせいろで蒸し上げます。

田事の名物料理のひとつで、味は3種類。

その中から、しらすとぜんまいを頼みました。




いや~、ふかふかでおいしい!

しらすは一番人気で、皇太子さまだったかな? も、絶賛されたそうです。

うんうん、そうだと思います。











奥の中央のは、大根おろしじゃないんですよ。

揚げ卵です。

ポーチドエッグの油版、というか、揚げてあるんです。

それに、玉ねぎのみじん切りを載せ、ポン酢がかけてありました。

玉ねぎは辛くなく、
ポン酢もきつくなく、
さっぱりとしている中に、
卵のやさしさや玉ねぎのしゃりしゃりがあって、
素敵なハーモニーでした。









こづゆ。

ホタテの貝柱の出汁で、
たくさんの具材が煮てあります。

会津漆の銘々皿に盛ってだされるそうです。

去年、コォが送ってくれた福島BOXにも入っていて、
その出汁のうまみと具だくさんのお料理をすっかり気に入ってしまいました。

私がずっと「こづゆ、こづゆ」と言っていたので、
コォはこづゆをキリエに食べさせようと、心砕いてくれました。



お正月や結婚式に食べられるお料理で、
鶴ヶ城でも、
他の資料館でも、
何度も名前が登場するお料理です。



次のホテルでも食べましたが、
そちらは汁物に仕立ててあって、
ちょっと「こづゆ」とは言いにくい感じでした。

(でも、食べました)





今回の福島旅行で、
私は「野菜が足りない・・」としんどくなることがあまりありませんでした。

郷土料理では根菜がふんだんに使われ、
私は十分に食べることができたからです。






前夜のご飯も迫力があったので、
めっぱめしを残してしまいました。

宿の人が
「おにぎりにしましょうか?」
と言ってくださり、お願いしました。


渡してくれるとき、コォに
「おにぎりは2つにしておきましたよ」
とおっしゃったそうです。




お昼に食べたのですが、
小さなおにぎりが二つに、
お手拭きやつまようじ、お漬物まで入っていました。

細やかな心遣いがじんわり染みました。





こうやって温かくもてなされた田事を出発して、
福島旅行の二日目が始まりました。