気がつけば、
ヴォノが遊びに来てから1カ月以上経っていました。
ヴォノはいろいろ苦心して、
随分長い時間を作ってくれました。
彼と会う前は、
仕事が少しきつい時期だったけれど、
「ヴォノと会える。
ヴォノと一緒に過ごせる」
と思うと、
それも乗り切ることができました。
一緒にいる間に、
喧嘩もしたし、
いつもいつもうっとりした時間ばかりではありませんでした。
けれど、
もう当分、こんなに長い時間を共有できそうにありません。
心が弱くなったとき、
「これから先、
一緒にいられる約束もなく、
予定もなく、
年に数日会うだけで、
時間が過ぎていってしまうのだろうか」
と考えると、
怖くて震えてしまいます。
雨が多いと、
こういううつむいた考えに陥りやすいものです。
悲しいけれど、
こういうときのために、
私は大事な「さよならを言う」カードを大切に持っています。
「これは私のいたい状況ではない」
となったとき、
私は自分の意思でそこから離れることができるのです。
そして、問います。
「今、さよならが言いたい?」
その答えを聞いて、
私はそのカードをそっとしまいこみます
それから、
あの夢のような日々を思い出して、
うっとりするのです。
■ 本日の写真
ヴォノがオープンして間もないお店からいただいた
ゴージャスな花たち。
左手前の蘭は1か月近くもちました。
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