梅雨に入り、蒸し暑い日が続いている。
川のそばでビールや酎ハイなどを飲んでいる人を、仕事帰りの自転車から眺めて「いいなぁ!」と羨ましがっていた。
それなら自分のやればいいじゃん!
そのチャンスは比較的早めにやってきた!
ビールに合いそうなチキンやポテトもほしかったけど、焼き立てウィンナーもほしかったけど!
まぁ、コンビニじゃないところに駆け込み、タコ飯弁当を買い、川べりに向かった。
河口に近いところなので、干潮のため川の端っこは底が見えていた。
無数の穴が開いていて、大小のカニがわさわさと動いている。
白い爪のカニもいて、「シオマネキさんかい?いや、両方の爪が白いですね。君はだれだい?」とココロの中でぼそぼそと独り言をいいながら、発泡酒の栓を開けて、飲んだ。
日中のむわんとした暑さが残っていて、空気は熱いままだった。
潮は満潮に向かい、川の水は逆流している部分と川下に流れる部分とがあった。
もくもくと私の中のビール(正しくは発泡酒)と弁当を食べる。
たった30分弱のことなのに、潮はどんどん満ちてきてカニの穴は水に飲まれ、カニの姿も水面下に沈んでいった。
たったこれだけのことなんだけど、「あー、こういうの忘れてたなぁ」、「随分、長い間やらなかったなぁ」と思った。
お外でお弁当を広げるのは、お花見のときやネモフィラを見に行ったときにもやったから、数か月前のことなんだけど。
もっとこう「キレイな花を愛で」とか「家族や友達とおしゃべり」ではなく、淡々とした日常の中の自然を感じることを見たり、感じたりしていなかったなぁ。と思った。
強烈に思い出していたのは、もちろんほぼ無人島状態のところで過ごした時間だ。
あそこでも潮の満ち引きを見て、感じていた。
カニとフナムシもよく見ていた。ちっこいヤドカリもね!
もうちょっと風が冷たくなればよかったんだけど、気温が下がり切らないまま撤収の時間となり、その場を去った。
おうちに帰ってから、抹茶アイスモナカを食べた。
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