口紅を塗らない春

口紅を塗るのは好きだ。

塗り直しはしないので、すぐにはげちょびんになるけれど。
多分、1番「お化粧した！」とわかりやすいからかもしれない。
ヌーディなメイクよりキリッとカッコいい赤い口紅をキリッと塗るのが好きだなぁ。
ちなみにグロスを塗るのも好き。
言われたことないけど「天ぷら食べたあとの口」と言われても好き。
ぬるぬるつやつやしている感じが好き。

もう一つ、余計な情報として「お化粧はきらい」なの。
いっぱい塗るのがいや。
時間かかるのもいや。
苦手なの。
他の人が手間暇かけて綺麗にお化粧するのはなにも感じないけど、それを「やらなければならない」と言われるのがやだなぁ。
スカートやパンプス問題もあるけど、お化粧問題も入れてほしいわ。なんで女性だけお化粧しないといけないの？



春メイク新作が出る頃、新型コロナウイルスが日本にもやってきてマスクをしている人がぐぐっと増えた。
私もこんなにマスクをして過ごしたことがない、と思うほど、マスクをしている。

マスクで口元を覆うし、内側についてしまうので、リップクリームを塗ったらそれで終わりになっている。
口紅をしばらく塗っていないなぁ、と思うと少し寂しくなってしまった。
口紅を塗らない春が来るなんて。
塗りたい。浮かれた春で踊り出したい。



新型コロナウイルスで我慢していることが増えてきた。
あまりに我慢しすぎてどうにかなっちゃいそうだったので、すんごく気をつけて文房具店などに行った。
ほしかった今年の桜モレスキンには会えなかったけど、他の気になっていたものの実物を見て買うことができた。
お買い物楽しい。嬉しい。



写真は広島市中心部の中央通りのハクモクレン。
毎年、この通りにずらりと並んだハクモクレンの花が咲くのは見ものだ。晴れた日に白い花びらが映えて、綺麗。
今年は暖かいせいか、開花も早く、そして外出を控えていたのですっかり見頃を逃してしまった。