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普段はコーヒーより紅茶を愛飲しています。理由は簡単、「自分に合っているから」。
子どもの頃は大人にコーヒーを飲むことを禁じられていました。「大人の飲み物」だからだそうです。それでもコーヒー牛乳はおいしく飲めるので、お酒とともに憧れの飲み物となっていました。
しかし、実際に大人になってコーヒーを飲んでみると必ず胃が痛くなります。なんというか胃がヤラれる、というか荒れるというか。
元々お茶が好きなのと、飲んでも身体に影響がないので紅茶をよく飲む大人になりました。
今の仕事に就いたとき、職場で出される飲み物はコーヒーでした。「飲みたいものを飲んでもいい」と言われましたが、なんというんでしょう有無を言わせない雰囲気で「紅茶のほうがいいです」なんて言えませんでした。
話はそれますが、最近ではそうでもないですが、かつては「食後の飲み物」は勝手にコーヒーが出てきました。「紅茶がいい」と告げると面倒くさそうな雰囲気になって、言うのも疲れてしまうことも多かったです。
まぁ、そのときに毎日のようにマグカップに1~2杯、コーヒーを飲む生活が始まりました。もちろん胃が荒れました。仕事のストレスも相当なもので食事がとれないこともしょっちゅうでした。
それがあるとき、変わっていたのです。
それは旅行中のことでした。プライベートでコーヒーを飲まなくてもいい時間をたっぷりと過ごしていると、ふと何か物足りなくなることがありました。
「ああ、そうだ、コーヒーを飲んでいないんだ」
と気づきました。
そのとき私は旅先で、自分が欲してコーヒーを注文しました。
それまでは「その土地で有名なカフェ」に行ったときに注文していましたが、身体が欲して、という理由ではありませんでした。
スペイン巡礼でも私のコーヒー経験値は変化していったと思います。
「カフェ・コン・レチェ」、まぁ、カフェ・オ・レだのカフェ・ラテだのと同じことですが、それを巡礼の中盤から飲むようになりました。
途中で知り合った巡礼者に教えてもらうと、ティーバッグの紅茶よりミルクたっぷりのカフェ・コン・レチェのほうがおいしく感じたのです。
それでですね。
今も職場ではコーヒーを飲む生活が続いています。
人生が長くなるとおいしいコーヒーが飲みたくなることがあります。しかし詳しくもないし、おいしいコーヒーというのは大概濃くて苦くて胃への負担が大きいです。
憧れてはいるんですよ、エスプレッソ、という飲み物に。
あの小さいカップに注がれる少量のコーヒーに。
一度試したことがありますが、「自分には合わない」とそれっきりです。だけど私が気に入っているイタリアンレストランのコーヒーはとてもおいしく、そこのエスプレッソをいつか飲んでみたい、という野望は持っているのです。
でもね。
コーヒーにもいろいろあるはず。
軽快で弾むように飲めるコーヒーが!
ちょうどSNSでコーヒーについてちょっとだけ言葉を交わしたこともあり、私はカメラを入院させた帰り、疲れ切ってどこかで休むことにしました。なにか甘いものも食べたいです。
でもよくあるチェーン店のものは飲みたくない、と強く思ってしまったのです。なぜだかわからないけれど。
そうするとないんですよね、私にぴったりのお店が。
すんごく困って「やっぱりチェーン店のコーヒーにしようかな」と思った矢先、広島のお店を紹介するSNSで見たお店を思い出し、そこに向かうことにしました。
長い前置きでしたが、それがShimaji coffee roastersです。
「軽めのコーヒーが飲みたい」と告げると、マスターは丁寧に説明してくださり、私はドリップコーヒーを飲むことにしました。
私はなにかを深める、ということがどうやら苦手なようで紅茶は好きですが種類も飲み方も淹れ方もよく知っているわけではなく、ただ急須でティーバッグの紅茶を淹れて朝、飲んでいるくらいです。
コーヒーに造詣の深い人にめちゃめちゃ説明されたどうしよう、とちょっと不安だったのですが、杞憂に終わりました。
抹茶とチョコのケーキも頼みました。
素敵な形のお皿に載せられたケーキとともに、青いカップに入ったコーヒーがやってきました。他のお客さんを見ると、どうやらカップは統一されたものではなく、幾つか違う色がありそうです。
ミルクも砂糖も断っていました。
やはり最初は何もなしでお試しする、というのは私の基本です。それにチョコレートケーキです。私はこってりと甘いものがそう得意ではないので、滅多なことでチョコケーキを食べることはありません。この日はくたびれていたんでしょうね、たくさん歩いたから。甘いケーキもあるのでそのままのコーヒーでも平気なはずです。
コーヒーは、軽快でした。
なんていうんでしょう、カリッだのポリッだのそういう擬音が似合いそうでした。
それに胃が痛くない。
マイボトルにコーヒーを入れてがぶがぶ飲んでいる人がいますが、自分にはあれが信じられません。そんなことをしたら胃がおかしくなりそうです。
しかしこのコーヒーならそれができそうな気がしました。
それくらい飲みやすかったです。
ちょっと酸味がありましたが、ケーキといっしょにいただいていると気にならなくなり、「はぁ、いいなぁ」と思いながらだらだらと楽しませていただきました。
おうちで調べたら、Shimaji coffee roastersさんは「浅煎りコーヒーのお店」でした。ふふふ、素敵。
やっと秋らしい肌寒い時間も増えてきました。きっと温かい飲み物が恋しくなるはず。コーヒーが飲みたくなったら、自分に合う軽快なコーヒーをまた飲みに行こう、と思いました。
■参考
shimaji coffee roasters on Strikingly
店内は木製のものがいっぱいのシンプル内装。そして女子力の高い(?)お皿とトレー。冷たいコーヒーの場合はころんとしたかわいらしいグラスでサーヴされていました。
ロゴマークがデザインされたコットンバッグもかわいくて、まいりました。緊張していたからこのたびはじっくり見ませんでしたが、いつか見せていただくことにしましょう。
お豆の購入もできます。
軽快に飲める浅煎りコーヒー / Shimaji coffee roasters [広島・的場]
|2021/06/05普段はコーヒーより紅茶を愛飲しています。理由は簡単、「自分に合っているから」。
子どもの頃は大人にコーヒーを飲むことを禁じられていました。「大人の飲み物」だからだそうです。それでもコーヒー牛乳はおいしく飲めるので、お酒とともに憧れの飲み物となっていました。
しかし、実際に大人になってコーヒーを飲んでみると必ず胃が痛くなります。なんというか胃がヤラれる、というか荒れるというか。
元々お茶が好きなのと、飲んでも身体に影響がないので紅茶をよく飲む大人になりました。
今の仕事に就いたとき、職場で出される飲み物はコーヒーでした。「飲みたいものを飲んでもいい」と言われましたが、なんというんでしょう有無を言わせない雰囲気で「紅茶のほうがいいです」なんて言えませんでした。
話はそれますが、最近ではそうでもないですが、かつては「食後の飲み物」は勝手にコーヒーが出てきました。「紅茶がいい」と告げると面倒くさそうな雰囲気になって、言うのも疲れてしまうことも多かったです。
まぁ、そのときに毎日のようにマグカップに1~2杯、コーヒーを飲む生活が始まりました。もちろん胃が荒れました。仕事のストレスも相当なもので食事がとれないこともしょっちゅうでした。
それがあるとき、変わっていたのです。
それは旅行中のことでした。プライベートでコーヒーを飲まなくてもいい時間をたっぷりと過ごしていると、ふと何か物足りなくなることがありました。
「ああ、そうだ、コーヒーを飲んでいないんだ」
と気づきました。
そのとき私は旅先で、自分が欲してコーヒーを注文しました。
それまでは「その土地で有名なカフェ」に行ったときに注文していましたが、身体が欲して、という理由ではありませんでした。
スペイン巡礼でも私のコーヒー経験値は変化していったと思います。
「カフェ・コン・レチェ」、まぁ、カフェ・オ・レだのカフェ・ラテだのと同じことですが、それを巡礼の中盤から飲むようになりました。
途中で知り合った巡礼者に教えてもらうと、ティーバッグの紅茶よりミルクたっぷりのカフェ・コン・レチェのほうがおいしく感じたのです。
それでですね。
今も職場ではコーヒーを飲む生活が続いています。
人生が長くなるとおいしいコーヒーが飲みたくなることがあります。しかし詳しくもないし、おいしいコーヒーというのは大概濃くて苦くて胃への負担が大きいです。
憧れてはいるんですよ、エスプレッソ、という飲み物に。
あの小さいカップに注がれる少量のコーヒーに。
一度試したことがありますが、「自分には合わない」とそれっきりです。だけど私が気に入っているイタリアンレストランのコーヒーはとてもおいしく、そこのエスプレッソをいつか飲んでみたい、という野望は持っているのです。
でもね。
コーヒーにもいろいろあるはず。
軽快で弾むように飲めるコーヒーが!
ちょうどSNSでコーヒーについてちょっとだけ言葉を交わしたこともあり、私はカメラを入院させた帰り、疲れ切ってどこかで休むことにしました。なにか甘いものも食べたいです。
でもよくあるチェーン店のものは飲みたくない、と強く思ってしまったのです。なぜだかわからないけれど。
そうするとないんですよね、私にぴったりのお店が。
すんごく困って「やっぱりチェーン店のコーヒーにしようかな」と思った矢先、広島のお店を紹介するSNSで見たお店を思い出し、そこに向かうことにしました。
長い前置きでしたが、それがShimaji coffee roastersです。
「軽めのコーヒーが飲みたい」と告げると、マスターは丁寧に説明してくださり、私はドリップコーヒーを飲むことにしました。
私はなにかを深める、ということがどうやら苦手なようで紅茶は好きですが種類も飲み方も淹れ方もよく知っているわけではなく、ただ急須でティーバッグの紅茶を淹れて朝、飲んでいるくらいです。
コーヒーに造詣の深い人にめちゃめちゃ説明されたどうしよう、とちょっと不安だったのですが、杞憂に終わりました。
抹茶とチョコのケーキも頼みました。
素敵な形のお皿に載せられたケーキとともに、青いカップに入ったコーヒーがやってきました。他のお客さんを見ると、どうやらカップは統一されたものではなく、幾つか違う色がありそうです。
ミルクも砂糖も断っていました。
やはり最初は何もなしでお試しする、というのは私の基本です。それにチョコレートケーキです。私はこってりと甘いものがそう得意ではないので、滅多なことでチョコケーキを食べることはありません。この日はくたびれていたんでしょうね、たくさん歩いたから。甘いケーキもあるのでそのままのコーヒーでも平気なはずです。
コーヒーは、軽快でした。
なんていうんでしょう、カリッだのポリッだのそういう擬音が似合いそうでした。
それに胃が痛くない。
マイボトルにコーヒーを入れてがぶがぶ飲んでいる人がいますが、自分にはあれが信じられません。そんなことをしたら胃がおかしくなりそうです。
しかしこのコーヒーならそれができそうな気がしました。
それくらい飲みやすかったです。
ちょっと酸味がありましたが、ケーキといっしょにいただいていると気にならなくなり、「はぁ、いいなぁ」と思いながらだらだらと楽しませていただきました。
おうちで調べたら、Shimaji coffee roastersさんは「浅煎りコーヒーのお店」でした。ふふふ、素敵。
やっと秋らしい肌寒い時間も増えてきました。きっと温かい飲み物が恋しくなるはず。コーヒーが飲みたくなったら、自分に合う軽快なコーヒーをまた飲みに行こう、と思いました。
■参考
shimaji coffee roasters on Strikingly
店内は木製のものがいっぱいのシンプル内装。そして女子力の高い(?)お皿とトレー。冷たいコーヒーの場合はころんとしたかわいらしいグラスでサーヴされていました。
ロゴマークがデザインされたコットンバッグもかわいくて、まいりました。緊張していたからこのたびはじっくり見ませんでしたが、いつか見せていただくことにしましょう。
お豆の購入もできます。
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