※ネタバレあり(?)。ご注意ください。
このイベント開催について知ったとき、「行きたい!」と思いましたが、すぐに思い直しました。
PRツイートやインスタグラムには「危険な缶詰」の写真があったし、ドリアンにくさや他…、自分に自信が持てませんでした。
が!
ここは好奇心に任せて、行ってみることにしました。
スタートは香水に使われているお花の香りから。
嗅ぎ慣れているものが多く、くんかくんかいい匂い。
バラもジャスミンもリラもあります。
それからハーブやスパイス、ミイラ作成時に使われた乳香、没薬。
この二つは嗅いでみたかったので、嬉しい。
聖書にもよく登場し、生まれたてのイエス・キリストを訪ねた東方の三博士が贈ったものは「乳香、没薬、黄金」でした。
武将が戦のときにまとっていた香りもいい匂いだった。
毛利元就、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の4人のもので、やっぱり信長がやや派手めだけど、きりっとしていてカッコいい。
家康はがつんとしたインパクトはないけれどどこか知的な感じ。
匂い袋に入れて持ち歩きたい感じでした。
お香を焚き染めていたのかなぁ。
麝香鹿の香りは「ムスク」で、男性用香水に使われるそうですが(今はほとんど麝香鹿は使われていない)、「あぁ、セクシーじゃなぁ」と感じていましたが、フェロモンは私は女性フェロモンのほうが「いい匂いじゃなぁ」と感じていました。
むむむ。
やはり今夏、デートをせねば!
いい匂い、面白い匂いのあとはだんだん、アヤしいにおいへ……
一人暮らしの男性の部屋のにおいは、再現率がすごくてちょっとこわかったし……
(部屋干ししている様子が忠実に再現…?)
危険な缶詰「シュールストレミング」は中身もどろどろしていて、写真を撮るのを躊躇してしまったくらいだし(結局、撮らなかった)。
ショックだったのは、広島会場が初となる「ストレス臭」なんだけど、「あれれ、どっかで嗅いだことあるぞ」と思ってしまった。
それは多分、自分……
なんだかすっごいつらくてこの数年。
Twitterでも闇ツイートをたまにしていたし、ノートにもあれこれ書いたし(なので、「見せノート」ではないため、インスタなどではノートのすべてをオープンにしていない。そのためかフォロワーさんは少ないが、いいのそれで)。
まずいなぁ。
と言いながら、今年の夏も「お仕事死闘編」の中、すっごいムカつくことが多くて、秋に行われる来年度への希望調査にどう書けばいいのか、今から悩んでいる始末さ!
会場には加齢臭もあったし、自分の体臭も測る機械もありました。
測ってみたけど、汗だくだったせいか無臭の次の「ちょっとにおう」でした。
ごめんよ、周りのみんな。
いろんな「ヤバいにおい」もありましたが、私が一番ダメだったのは「ドリアン」でした。
今までに2回、食べる機会があったのですがあのにおいでどうしても口に入れることができませんでした。
見終わってしばらくしてもこのにおいが鼻に残ってしまい、夕食は食欲をすっかりなくしてしまいました。
いいにおい、にも、ちょっとだけ「くさいにおい」がブレンドされているんだ、というのも体験できたし、帰るまでのあいだにかいだにおいの中にドリアンと共通しているにおい成分だけを嗅ぎ取ってしまっている部分もあって、ほんと、しばらく鼻に入ってくるあらゆるにおいがダメになっていました。
強烈な体験だったけれど、面白かったなぁ。
映像や文字では表現しきれないのが「におい」なので、実際に嗅ぐことができたのは面白かったです。
五感が鋭い、のは、生き延びるためのものでもある。
と考えているので、私の中の野性が少し揺さぶられた気がしたのも、愉快なことでした。
■参考
本館6階「におい展」7/19(金)より開催! | パルコニュース | 広島PARCO-パルコ-
におい展
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