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牧のうどんの謎のちびやかん #kytb1710

2021/06/05



九州に行ったら行きたかった「牧のうどん」。
本当にあった!


どうしてこんなことを言うのかというと、 アニメ「ユーリ!!! on Ice」で主人公がホームリンクとして使っているスケートリンクのこの「牧のうどん」の字が広告として書いてありました。
「えらいリアルじゃのう」と思って見ていましたが、エンディングのクレジットに「牧のうどん」のロゴがあるのを見て、調べたら実在するうどん屋さんでした。






2016年の年末に本放送が終わった後か、どうだか、それくらいに「牧のうどん」と「ドライブイン鳥」の特別ポスターができたという情報が流れてきて「おおおお?!」と思いました。

だんだん、この記事の流れがおかしくなってきていますが、ついてこれる人だけ来てください。


こういうきっかけで、博多駅そばの博多バスターミナルに「牧のうどん」があるので、寄り道して行ってきました。

すぐにポスターを見つけ、自販機で食券を買ってポスターをハァハァしながらカメラやスマホで撮っていると、ちょうど空いた「ポスターど真ん前」のカウンター席に案内されました。
ありがとう、店員さん!
さすがわかっていらっしゃる!!

私はポスターを堪能しながら、おうどんを食べることにしました。

好きなごぼう天うどんにしましたが、かたさを聞かれたので「ふつう」と答えました。
食券を見ると、「やわ・中・かた」と書いてあります。
もしかして答えるとき「中」とか言ったほうがよかったのかしら?





やってきたのは太めの柔らかいおうどん(私は讃岐うどん圏内なのでコシがあるおうどんも身近)の上にフリッターのようなごぼうの天ぷらがのったもの。
目の前にきざみネギがあったので、そそっと入れて食べました。

お昼前だったのに、人はひっきりなしにやってきて、注文がどんどん入ります。
私の両隣の人もすぐに変わってしまいました。
その人たちの動きを見ていると、「ネギはてんこ盛りに!」するのがお作法のようです。
「散らす」というかわいらしいものではありません。
「盛り」ます。
ネギは好きなので、もっと盛ればよかったなぁ。






そして不思議だったのは、この小さなやかん。
どのおうどんにもこの小さなやかんがついて出されます。

私のにはありませんでしたが、「スープ」と書かれたラベルのついたやかんもありました。

このやかんに周りの人は触れません。
唯一、女性がこの中のお出汁をれんげに注いで飲んでいました。
いや、それは私が求めるものとは違う!
このお出汁、どうすればいいの?!

結局、わからず終いでした。



あとでよく知っている人に聞いてみました。

柔らかいおうどんはすぐにお出汁を吸ってしまうので、「足しお出汁」としてやかんにお出汁が入っているそうです。
お出汁を足して食べていると、またおうどんが出汁を吸い出汁がなくなり出汁を足し…
たっぷりお出汁を吸ったおうどんは増える一方で、食べても食べてもなくならない無限おうどんが待っているそうです。

なるほど。

他の人が食べ終わったどんぶりも、自分が必死になって食べたどんぶりもお出汁があまり残りませんでした。
こういうことじゃったんか~!

お出汁を足さなくてもなかなかおうどんが減りませんでした。

いろんな謎が解けてすっきり!

ポスターにもちゃんと「お出汁やかん」が描かれていますね。



お腹がいっぱいになった私は次の旅へと出かけていきました。