糸井重里さんがTwitterで楽しそうにこの番組のことについてツイートしていたので、
私も1月31日の放映を見てみることにしました。
SWITCHインタビュー自体、初めてで、
二人の人物が前後半でインタビュワーとインタビュイーを入れ替わるというもの。
それで今回は中井貴一さんと糸井重里さんの回。
番組でも「最強のボーイズトーク」とありましたが、
真面目で洒落ててそしてばかばかしく面白いものでした。
その中で、自分に響いたことばは糸井さんのものでした。
中井さんの「夢が持てない。という若い人が多くて、どうやったら持てるのかよく聞かれる」というところから始まりました。
糸井さんは
「夢は小さければ小さいほどいい」
「大きい夢を見るのではなく、本気になれるかどうかが大事」
と話されました。
私も壮大な夢ややりたいことなりたいものがなくて、すごく困りました。
「将来なりたいもの」の質問が苦手で(なりたいものがなかったから)、
就職も困って(なりたいものがなかったから。そして今もないから)、
語れるような夢も持っていないからです。
ただ最近は「壮大な夢がなくても生きていけるんだな」と思うし、
そしてそれよりも「日々のこと」の中にある欲望をしっかり感じて把握できるようが大切なのではないか、と思うようになりました。
何年先の夢をうんうん考えてうなるより、
「今、なにが食べたいか」
「今、こうやったら気持ちいいか」
をしっかりとらえるほうが大事なんじゃないか。
コンビニに行って、
本当は濃厚ミルクティーが飲みたいのに、
「本日10円引き」のお茶を買っちゃうのって、どうなの?
野菜ジュースをがぶがぶ飲んでいるけど、
本当のところはおかあさんのお煮しめが食べたい、とかは?
「いつでも元気!」と言ってるけど、
実はもっと寝たいんじゃないの?
自分の小さな欲望にしっかり向き合って確認ができないと、
だんだん鈍くなって、
自分がしたいこと気持ちいいことがわからなくなってしまう。
なので、お財布事情もありますが、
私はできるだけ自分が食べたいもの小さなしたいことには最大限、
自分の欲望に従うことにしています。
感度を研ぎ澄ましておくのさ。
そして、「本気」ということ。
いくら壮大な夢を描いても本人が本気じゃないならそれは叶わない、ということ。
そうそう、そうなのです。
私がいくら野望リストに
「早寝早起きをする」
「字を綺麗に書く」
「英語がペラペラになる」
と書いても、
私が本気になってそれに取り組まなくては、そうなるはずがありません。
「カッコいいから」
「なんとなく夢を持っていないとダメな気がして」
というところからひねり出したものは本気になれないです。
なんてことを改めて考えたお二人のインタビューでした。
すごっく面白くてもっと見たい、ずっと聞いていたい。
と思ったら、番組でもカットするには惜しいお話がたくさんあったそうで、
<完全版>として、また放送するそうです。
見るぞ~!
■「中井貴一×糸井重里」<完全版>放送決定!2月8日(日)15:00~16:15(75分)Eテレ
大スターと「糸井重里的生き方」 | ここだけの話 | SWITCHインタビュー ここだけの話:NHK
コメントを投稿
別ページに移動します