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ちょっと待て!へべれけの私に英会話

2021/11/25






夕方のオクトーバーフェストでビールをちょっと飲んでほろ酔い。

完全に酔うのは旅先出先では危険なので、ほろ酔いくらいで止めとかなきゃ。


1日中歩いたし、もともとアルコールにあまり強くないので、少量でもよく回る。

そんな感じで2日目の宿・ゲストハウスに戻る。


晩ごはんも食べたかったけど、
お昼が15時近かったし、
酔いもちょっと醒ましたかったので、
「みんなが集まる居間みたいな部屋」に行き、
今日あっとことをモレスキンにメモ書きし、
友達にハガキを書くことにした。

久しぶりだなぁ、旅先からハガキを書くなんて。




その部屋、先客あり。
ヨーロッパ系の男性。
英語で書かれた日本語のパンフレットを広げている。

私は「こんにちは」と日本語で挨拶し、
同じテーブルにモレスキンを広げてあれこれ書きつけたり、
どのハガキを誰に送ろうか、と考えたりしていた。


英語で、
「チョコレート食べない?」
と話しかけられた。

う?

あのぉ、酔っていてもあまり酔っていないように見えるのですが、
私、へろへろなんですけど。
英語ですか。

「ありがとう」
と英語で返して、ひとかけらもらう。

そして、日本語で「いただきます」と言って食べたら、
「それはなに?なんて言ったの?」
と質問された。


「えーっと、ものを食べる前に言うことば。
食べ物や生き物や農業・漁業、その他その食べ物に関わる人たちに感謝する意味」

と、英語で答えたつもり。


ええ、ここからですよ。
英会話開始。



彼の名前はクリス。ドイツ人。

この日の朝、韓国・プサンをフェリーで出発して日本到着。
チョコレートは韓国で買ったもの。


私はもともと英語はあまりできないし、
最近話していないから鈍っているし、
ボキャブラリー少ないし、
酔ってるし、
とにかく大慌てだよ。

全身お耳の「英語モード」にシフトチェンジ。

とにかく。
とにかく聞きとらなくちゃ!!




そのあと、ぽつりぽつりと英会話は続いた。

会話に破綻がなかったので、
なんとかなったんだと思う。

旅行のとき、
旅人と話すときの英語は、
勉強の英語とはちょっと違う。

母国語でない人が多いので、簡単な言い回しだし、
お互いに一生懸命伝えようとするし、理解しようとするので、伝わりやすい。
間違っても問題ないし。



クリスはまだ博多に滞在したかったのに、
翌日からの宿がなかった。

一旦会話が途切れ、
博多で広島弁マシンガントークと
「陽気」のラーメンミッションを受けたあと、
私は晩ごはんを食べに出かけた。


戻ってきて寝る前にまたクリスに会ったとき、
宿のことを聞いたけど、まだ見つかってなかった。

彼は
「じゃあ、多分、また明日、ね」
と言って別れたけど、
翌日、私たちは会うことはなかった。


今頃、彼はどうしているかなぁ。

まだ日本に滞在しているはずなんだけど。

どんな旅をしているのか知るすべはないのだけれど、
素敵な冒険があるといいな、と願っている。





こういうとき
「Facebookやってる?」
とか聞けたらいいのかなぁ。

でも、Facebook、 あんまり活用していないんだよなぁ。




■本日のドキンちゃん

博多には「アンパンマンミュージアム」があるんだよ!
私は時間がなくて行かなかったけど。