カイをご案内して宮島へ。
初・広島なので宮島はずせませんよね。
宮島を日中に回るには「お昼ご飯をどうするか」がキーになると思います。
まずはJRフェリーで大鳥居に大接近。
桟橋から海岸沿いに歩いて厳島神社。
それから紅葉谷公園を通ってロープウェイ乗り込みました。
ロープウェイに乗るのは久しぶり。
何年も乗っていません。
小さなロープウェイに乗ったあと、大きいものに乗り換えるのですが、
小さいほうがなんだか迫力があって、好きです。
さぁ、始まりますよ。
弥山(みせん)への山登りが。
弥山は標高535mと低いですが、
空海が開き、修行をした山なのでなんだか険しいです。
自動販売機がどこにあるかが書いてある看板登場。
しばらくないので、水分確保の注意が促されていました。
展望台がある山頂まではおよそ30分。
10分の下りと20分の上り。
お天気超快晴!
写真を撮った時は少し曇っていましたが、この日の最高気温は30℃を上回ったはずです。
とにかく汗だく。
坂道や山を登っていないので、からだがなまっていることがすごくわかります。
もともと体力がないので、すぐにぜーぜー言い始めました。
改めて思いますが、
平地を歩く筋肉、
自転車をこぐ筋肉、
山を登る筋肉、
山を下りる筋肉は、全部使うところが違うのね。
カイには「私は遅れるだろうから、自分のペースで行ってくれ」と言いましたが、
「のんびり行けばいいんです」
と、少し行っては止まり、ふり返ることなく私の足音が近づいたらまた歩き出す。
という感じで上りも下りも私に合わせてくれました。
写真のほぼ中央に見える建物がロープウェイの獅子岩駅です。
早くも瀕死状態になりながらも、
老朽化のために建て替えられ去年(2013年)に完成したぴかぴかの展望台に到着しました。
展望台は木の匂いがしました。
1階はトイレ。
2階は気持ちのいい休憩場所。屋根つき。靴を脱いで寝ころぶこと可。
3階は屋上。見晴らし抜群。
一番最初の写真は2階の休憩場所で靴をぬいでくつろいでいる私、です。
かわいいピンクのトレッキング・ポールは他の人のです。
何組かの家族連れとその仲間たち、という感じで下から登ってきたみたいです。
コンロでお湯を沸かし、カップ麺を食べていました。
私も経験があるのですが、山登りのお昼に食べるカップ麺ってなんておいしいんでしょう!
ふふふ。
私たちも負けてはいられませんよ!
宮島口で買ったうえののあなごめし弁当の登場です。
お弁当の包み紙は復刻盤で何種類かあります。
じゃーん!
なかなかの迫力。
お値段もなかなかのものです。
お腹が空いていたので、カイと黙々と食べました。
そのあと、眠たくなったので少しお昼寝をしました。
他にも横になっている人がいました。
それくらいゆったりできるスペースがあります。
気持ちいい風が吹いていました。
お昼寝の後は屋上に上がり、瀬戸内海の多島美を満喫。
瀬戸内海の海を見て育ったので、
日本海や太平洋、東シナ海を見ると見慣れないためどきどきしてしまいます。
よし、下山です。
ロープウェイを使わず大聖院というお寺に抜けるルートを選びました。
これが修行と訓練への始まりになるとは、このとき思ってもいませんでした。
下りは石や岩を使った段差が一定ではない道でした。
足にきます。
行きもでしたが、このときも
「くちょー、空海めぇ!!」
と叫びながら(?)下りていました。
空海が修行のために弥山を開いた
↓
空海が開かなければこの山には登っていなかったかも
↓
今、あたしは修行をさせられている
↓
くちょー、空海めぇ!!
という、ひどい論ですが、とにかく
「こんなに道が整備されていないとき、
空海は何を思ってここで修行することにしたのかしら?
どんな修行をしたのかしら!!」
と叫ばないと、
暑くて足ががくがくじんじんしていてやれませんでした。
(普段の体力づくりがなされていないだけです)
足がじんじんする感じは、
長時間正座をし、
足がしびれて「うをっ!誰もさわっちゃだめ!!」を経て、
ちょっと治まったかな、
というときに似ていました。
カイは平気で身軽に下り、
私の足音を聞いて立ち止まったり進んだりしていました。
割と下まできたときに、私はカイに休憩を申し出ました。
そのちょっと前、
なんと下から駆け上がってくる集団とすれ違いました。
ところどころでストップウォッチを持った人がタイムを見ながら、記録。
そして褒めたり、檄を飛ばしたりしていました。
なんじゃろう?と思い聞いてみると、
海上自衛隊の訓練でした。
ひゃ~!!
そのあと、ちんたら下りていると海自の方も下りてこられました。
海自の中に混じる私たち。
ペース早いです。
「左に寄れー!」
と声をかけてくださって、道を空けてくださっても抜かせるわけもなく、
そして後ろからは続々と隊員の方々が!
とにかく追われるように、がんばって下りました。
空海の修行が一気に訓練に変わりました。
一度、石車で滑ってこけちゃったよ。
そして、着いた先は大聖院の入口でした…
大聖院は空海の開いたお寺で、山の斜面にあります。
入口の門からかなりの傾斜の階段を上り、
奥へ行くたびに階段を上らなければなりません。
土砂災害で旧大聖院ルートが流される前は、
お寺の一番奥のところに通じるようになっていたはずです。
新しい道は、入口。
私はへとへとになり、
カイは
「ひとりで上がってきますよ」
とひょいひょいと上がり、
しばらくして戻ってくるとお土産だとアクエリアスを渡してくれました。
へなちょこガイドは2日目もへなちょこでした。
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