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「熊谷守一」展  ひろしま美術館

2022/02/06





べた塗りされたちょっといびつな楕円の水色。

同じく薄紫。

そして四角っぽい濃い緑。


画面にはそれだけ。

タイトルは「あじさい」。



そうなの。
たったこれだけなのに、タイトル見なくても
「あ、あじさいだ!」
とわかるの。



そんな削ぎ落としたシンプルな熊谷守一の絵をたくさん見ました。

その中でも、彼が草花や虫を描いた作品が一番好き。


少年のように眺めていた。
と解説の端々に書かれていましたが、
こういうものがとっても好きで、
好奇心を持って見て飽きなかったんだろうなぁ。
というのが伝わってくるような、
ほのぼのだけど、
どこか野性の荒々しさも逞しさものぞくような絵なの。





飼っていた高齢の盲目の猫の絵もありましたが、
もうちょっと量が見たかったな。

座布団の上でお昼寝をしている猫に非常に親近感を持ちました。







■最近のひろしま美術館

なにか方針が変わったのか、
ミュージアムショップや受付周りの様子が随分変わっていました。

以前も書きましたが、スタンプがなくなっていたのは残念!
寂しいなぁ。

販売するグッズは種類が増えました。

オリジナルマスキングテープ2種類もあります。
でも、なんだか「おしい!」感じで、私は求めませんでした。

普通のマスキングテープより高くて、「ちょっと買ってみよう」という気になれなかったり、
ゴッホの黒猫に頼り過ぎ!だったり。


もしかしたら新しい収蔵作品をそろえられない、のかしら?

前に現代美術館で見た、予算がつかないので新しく収蔵作品が持てない。
という展覧会のことを強烈に思い出していました。






■今回の桜








露出をあげたと思う。
2年さわると、やっぱり一番最初よりさわれるようになってるね、カメラ。

使わないと覚えないんだ。










■今回の春







ほとけのざ。

この上品で清楚な紫は素敵。