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ビールスタンド重富

2021/12/30







仕事の大きなヤマが終わり、
私にしてはへろへろとうっすら筋肉痛になりながらも、
勢いに任せて、
かねてから行ってみたかった「ビールスタンド重富」に行きました。


一度場所を確認したんだけど、
そのとき、英介が一緒じゃなかったのと
お客さん(常連さんっぽい)がたくさんいらしたので、
そのときは通り過ぎてしまいました。




中に入ると、
ぱりっとした白いジャケットと黒の蝶ネクタイのドラフトマイスターが
ビールサーバー越しに笑顔で迎えてくれました。

ひゃあ! カッコいい!

やっぱりね。
真面目だなんだ、って言うけれど、
「誠実さの表れ」のようで、
ビールを注ぐことに真摯に向き合っていらっしゃるようで、
こちらも背筋がのびました。





そしてビールを頼むのですが、
ビールの銘柄かと思いきや
メニュー表には4種類のビールの注ぎ方。

同じビールでも注ぎ方によってまったく味が違うそう。



初めての私にはどれがいいかお勧めを聞いて、
「壱度注ぎ」を注文。


一度に一気に注いでいくのですが、
メニュー表によると元気のいい味わい、のようです。



ビール樽のテーブルにサーヴされたビールはきれいな明るい黄色。


そしてマイスターはお勧めの飲み方を伝授。



お風呂上がりの牛乳呑み、であります。

片手は腰に当て、
姿勢を正し、
グラスの上のほうを持って、
ごくごくと。




お?





喉が渇いてはいましたが、
今まで知らなかった喉越し。


「喉越し」という言葉を聞きますが、
あまり意識したこのなかったの。


これは・・
食道の奥のあたりで楽しむ、というか・・


鵜飼いの鵜がお魚を溜めてるところがあるでしょ。
喉のあのあたりで味わうビール。



おそばみたい。






初めてです、この感じ。









すでに俄然「時間をかけて全種類飲む!」と内心息巻いていました。



だって、
クリーミーな泡とか、
5分かけて注ぐ気の抜けたビールただし麦汁の旨み全開とか、
重富注ぎとか聞くと、
飲みたくなりません?

私は飲みたいです。






マイスターはビールのお話をしながらも
グラスを丁寧に丁寧に洗い、扱っておられたり、
ビールサーバーを誇らしげにされたり、
プロ意識満載。


私のようなコドモがいてもいいんでしょうか?







ギャップも面白くて、お隣は「重富酒店」の店舗で、
私がビールを「ひゃ~!」と飲んでいるときにも、
配達のお酒を積んだ軽トラックが出ていきました。
ガラス戸越しだったから全部見えるの。

空間も面白いなぁ。







コドモなので、ちょっと居心地が悪くなり
(こういうところで、堂々とできるオトナになりたいな)
また、「そば」のイメージが離れなくて、
「ぱっと飲んでぱっと立ち去るのがよし!」みたいに
自分のなかでなってきたので、
長居はしませんでした。




マイスターは
「いってらっしゃい」
と声をかけて、送り出してくれました。











さて。

普段、飲酒の際には「保護者同伴が望ましい」私ですが、
徒歩での帰宅の最後の5分がきつかったわ~。

なにせ、仕事でへろへろでしたから。




次回はいつ行けるかな。

開店時間が蜃気楼のようなので(笑)、
次の機会をうかがいましょう。



楽しみ!