ふる~いムーミンを見ていたら、
スナフキンは突然いなくなる。
あるいは、旅立ちの準備をし、
ムーミンがいくら泣いて頼んでも去っていく。
それがすごく嫌で。
ムーミンのように残されていくのが嫌で。
見捨てられたような、
すごく寂しい気分になって、
「あの人にとって自分ってどういう存在なんだろう?
そんなに大事じゃない、ってことかしら?」
と、どんどん自己嫌悪に陥って。
なので、自分がスナフキンになろう、と思った。
残される側ではなく、
去る側で。
そうすれば、そんな思いをしなくてすむ。
でも、根っからの旅人ではないので、
旅立つほうも、
寂しかったりつらかったりするんだ、これが。
「さよなら」や「またね」の挨拶なしに旅立たれるのも
すっごく嫌いなので、
そこはきちんとするようにしている、だいたいにおいて。
夏の終わり頃、
私は友達を見送るのだろう。
やっぱり私、ムーミンのまんま。
スナフキンになれない。
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