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『松浦弥太郎の仕事術』  松浦弥太郎

2021/10/012





PCがない間、
インプットがしたかったので、
いつもとは違う図書館で本を借りました。


その中に、
『松浦弥太郎の仕事術』がありました。


松浦さんは『日々の100』を読んだときから、
ちょっと気にしている人でした。





仕事のことは、いつも私の中に大きくのしかかります。

これまで、そして今も、ずっと
「この仕事は私には向いていないんじゃないか」
という思いでいっぱいでした。


気持ちの切り替えもできず、
昇進もないし、
なんだかがんばる気持ちになれず、
いつもちょっと距離を取って見ていました。


「夢中になれる仕事に就きたい」
という思いはあるのですが、
何が私が夢中になれるのか、
それもないのです。


仕事のことを考えるたびに、
「自分は空っぽで、
つまんないヤツなんだ」
と、卑下してしまうので、
考えるのも嫌になっていました。





この本の中で、一番印象に残ったのはこの箇所でした。


「自分は何がしたいのか?」ではなく、
「自分を社会でどう役立てるのか」を考える。

最終的には、
その仕事を通じて人を幸せにしていくことを目標にする。

これさえ忘れなければ、よき仕事選びができます。

毎日の働き方が変わります。





私はいつも、
「自分は何がしたいんだろう」と考えて、
空っぽの自分が嫌になっていました。

だから、「自分を社会でどう役立てるのか」という視点を与えられたとき、
ひどく驚き、
目から鱗が落ちる思いでした。

今の仕事が、ちっとも人の役に立ってない、ことはない。

これを感じられただけでも、
私は幸せに思えたのです。



しばらく、このことばを抱えて、
私は仕事をしたいと思います。






■ 本日の写真

広島の街なかにある、「ひろしま美術館」の前。

もう何年も噴水は出ていません。

新緑の美しさに目を奪われ、撮影しました。